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ブリスミックス(BLISMIX®)~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「ブリスミックス」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年6月)

ブリスミックスの基本情報

 「ブリスミックス」(BLISMIX®)は「アガリックス」「ソリッドゴールド」「フレッシュミックス」「オソピュア」といったアメリカ産ドッグフードの輸入販売を行う株式会社ケイエムテイのオリジナルブランド。肉類と野菜類はレンダリング加工(脱脂乾燥)されていない素材が用いられており、肉副産物・人工保存料・着色料の使用も控えられています。また体質的にでんぷんの消化が苦手な犬のために小麦・大豆・とうもろこしも不使用です。
 公式サイトでは「ラム・小粒」「ラム・中粒」「グレインフリー・サーモン小粒」「pHコントロール・グレインフリーチキン小粒」「チキン小粒」「チキン中粒」「LITEウエイトコントロール」「ポーク」の8種類が紹介されています。すべてドライタイプです。
ラム・小粒 ラム・中粒 グレインフリー・サーモン pHコントロール 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal/g)
ラム小粒24%14%3.57
ラム中粒24%14%3.57
サーモン24%12%3.48
pHチキン26%10%3.30
チキン小粒24%12%3.60
チキン中粒24%12%3.60
LITEウエイト20%8%3.24
ポーク23%10%3.33
料金・価格
ドライの内容量には1kg、3kg、6kg、6.8kg、13.6kgのバリエーションが有り、サイズが大きいほど1kg当たりの価格は安くなります。公式サイト内で取り扱い店舗が紹介されているほか、一般の通販サイトや量販店などでも購入が可能です。
給餌目的
総合栄養食
フードのタイプ
ドライ
対象年齢
全犬種・全年齢用(※pHコントロール・LITE・ポークは成犬以上)
原産国
アメリカ
輸入・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

ブリスミックスの原材料と添加物

 「ブリスミックス」シリーズに共通して含まれており、「口腔内善玉菌」と称されているストレプトコッカス・サリバリウスK12(SSK12)は、口の中において抗菌作用を示し、口臭の軽減につながる可能性が示されている菌です。例えば6頭の犬たち(10~13.4kg)をランダムで2つのグループに分け、一方にだけSSK12を4週間に渡って経口投与したところ、主観的な官能評価でも計測機器を用いた客観評価でもSSK12給与群の口臭が低下したといいます。また悪臭の原因であるアンモニア濃度の低下も確認されたとのこと出典資料:Matsumoto, 2016)
 腸内細菌叢の一部になる菌(プロバイオティクス)としては乳酸菌(ラクトバチルス)や腸球菌(エンテロコッカス)が、細菌叢の栄養源となる成分(プレバイオティクス)としてはチコリ根などが採用されています。
 含有量によりますが、抗酸化物質として使用されているグリーンティエキス(緑茶抽出物)は、たとえカフェインを抜いたとしても必ずしも安全ではないという報告が一部にあります。
 「グレインフリー・サーモン小粒」と「pHコントロール・グレインフリー・チキン小粒」に関しては、原材料の中からお米、小麦、とうもろこしなどの主要穀類を除外したいわゆる「グレインフリー」という区分です。
素材・添加物の区分と安全性
含まれていない添加物 ブリスミックスに着色料保存料発色剤増粘安定剤酸味料・調味料は含まれていません。