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サイエンスダイエット™PRO発育サポート機能~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「サイエンスダイエット™PRO発育サポート機能」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年11月)

発育サポート機能の基本情報

 「サイエンスダイエット™PRO発育サポート機能」はヒルズ(Hill's)が製造・販売している犬向け総合栄養食です。ある特定の健康面が気になる犬を想定し、体の大きさや年齢に合わせてサイエンス(栄養科学)に基づいたダイエット(食事)に整えている点が最大の特徴になっています。ちょうど臨床上は健康な犬を対象とした「サイエンスダイエット™」と、健康に問題を抱えた犬を対象とした「プリスクリプションダイエット™」の中間という位置づけになるでしょう。
 かつて「健康ガード発育」と呼ばれていたラインナップが当「発育サポート機能」に変更されました。12ヶ月未満の子犬および妊娠期や授乳期にある母犬を想定して製造されたドッグフードで、特徴的な成分としてドコサヘキサエン酸(DHA)が用いられています。公式サイトで紹介されている種類はドライのみです。
小型犬用超小粒 小粒 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal/g)
小型犬用27.8%19%3.75
小粒29.8%19.7%3.78
料金・価格
小型犬用の内容量は600gと1.5kg、小粒の内容量は1.6kgと3.3kgです。公式ウェブサイト内で取り扱いショップがで紹介されているほか、通販サイトや量販店などでも購入が可能です。
給餌目的
総合栄養食
フードのタイプ
ドライ
対象年齢
12ヶ月未満の子犬/妊娠期や授乳期にある母犬
原産国
アメリカ
製造・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

発育サポート機能の原材料と添加物

 「サイエンスダイエット™PRO発育サポート機能」は12ヶ月未満の子犬および妊娠期や授乳期にある母犬を対象としたドッグフードです。神経の発達などに欠かせないとされるDHA(ドコサヘキサエン酸)の供給源としては魚油が使用されているようです。効果に関しては「犬にオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)を与えると何がどう変わる?」で詳しく解説してありますのでご参照ください。
 なお類似商品としては「サイエンスダイエット™パピー」があります。
素材・添加物の区分と安全性
  • 肉類「肉類」とは哺乳動物や鳥(家禽)の生肉、内臓と体の一部から生じる全ての副生物のことを指します。発育サポート機能に含まれる肉類は以下です。
    チキン, ポークエキス
  • 穀類「穀類」とは穀類の穀粒(大きな粒)、挽き割り(中くらいの粒)、穀粉(小さな粒)及びその加工物のことです。発育サポート機能に含まれる穀類は以下です。
    トウモロコシ, コーングルテン, 玄米, 小麦, 大麦, オーツ麦
  • 豆類豆類は豆そのものやその加工物、および加工する際に出た副生物全般を含みます。発育サポート機能に含まれる豆類は以下です。
    エンドウ豆, 大豆
  • 野菜類野菜類には野菜やその加工物全般が含まれます。発育サポート機能に含まれる野菜類は以下です。
    ビートパルプ
  • 油脂類油脂類は植物から取れる油、および動物から取れる脂の総称で、その加工物まで含まれます。発育サポート機能に含まれる油脂類は以下です。
    魚油, 植物性油脂, 動物性油脂
  • 種実類種実類には植物の硬い殻で覆われた堅果(けんか)や種子が含まれます。発育サポート機能に含まれる種実類は以下です。
    亜麻仁・あまに, ピーカンナッツ殻パウダー
  • 果実類果実類は果実とその加工物全般を含みます。発育サポート機能に含まれる果実類は以下です。
    ☞柑橘類, クランベリー
  • 酸化防止剤酸化防止剤とはフードが酸素と結合して品質が落ちることを防ぐために加えられる物質の総称です。発育サポート機能に含まれる酸化防止剤は以下です。
    ミックストコフェロール, ローズマリー抽出物, 緑茶抽出物
  • サプリメントサプリメント(その他)とは添加物の分類が難しいときに用いられるカテゴリです。犬の健康に影響を及ぼす可能性がある微量成分が含まれます。発育サポート機能に含まれるサプリメント類は以下です。
    タウリン, ベータカロテン, ビタミン類, ミネラル類
含まれていない添加物 サイエンスダイエット™PRO発育サポート機能に着色料保存料発色剤増粘安定剤酸味料・調味料は含まれていません。