ファーストチョイス（1st CHOICE）子犬用～原材料から添加物の安全性まで

　「ファーストチョイス（1st CHOICE）子犬用」はペット用品で有名なアース・ペット株式会社のペットフード部門「1st CHOICE NUTRITION」が製造・販売している犬向けの総合栄養食です。低脂肪設計と合成着色料・合成香料無添加を基本方針としており、ほぼ全製品の共通成分として副産物（頭・腸・足）を除いた鶏肉、カナダ穀物協会認定グレードのコーン、亜麻仁、酵母、ビートパルプ、マンナンオリゴ糖などが採用されています。
　離乳期～1歳未満の子犬、および妊娠後期～授乳期の母犬を対象としたシリーズで、公式サイトでは小粒と中粒の2種類が紹介されています。どちらもドライタイプです。 小粒 チキン 中粒 チキン 種類と成分保証値

種類	タンパク質	脂質	カロリー （kcal/g）
小粒チキン	27%	16%	3.71
中粒チキン	27%	16%	3.71

料金・価格 給餌目的 フードのタイプ 対象年齢 原産国 製造・販売 公式情報 NEXT：原材料と添加物リスト

　「ファーストチョイス（1st CHOICE）子犬用」は1歳未満の子犬や妊娠後期の母犬を想定して微調整されたドッグフードです。不飽和脂肪酸源として種実類に属する亜麻仁（フラックスシード）が用いられています。効果に関しては「犬にオメガ3脂肪酸（DHA・EPA）を与えると何がどう変わる？」をご参照ください。
　酵母、ビートパルプ、マンナンオリゴ糖は整腸作用を狙って添加されています。酸化防止剤としてビタミンEが使用されていますが、その他の添加物は一切入っていませんので、限りなく無添加に近いと言ってよいでしょう。
　なお2018年、アメリカの食品医薬品局（FDA）がグレインフリーと犬の拡張型心筋症との関連性を指摘したせいか、必須栄養素ではないもののタウリンが加えられているようです。紛らわしいですが「たん白加水分解物」は「加水分解タンパク質」とは別物です。 素材・添加物の区分と安全性