犬が嫌がらない背中や頭などを軽く1回なでます。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。犬の頭の中では「触られる=いいことがある」という強化がなされます。次に2回なでてみましょう。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。同様に3回⇒4回・・・となでる回数を増やしていきます。背中、頭、脇腹など犬が嫌がらない部位に関してまんべんなく触っていきましょう。 |
次に犬が嫌がる耳先を軽く1回触ります。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。次に2回触ってみましょう。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。同様に3回⇒4回・・・と触る回数を増やしていきます。
このトレーニングによって「耳を触られるのは何だか嫌だなぁ・・・でもおいしいものくれるからまあいいや!」という考え方が強化されます。耳掃除をするときには必ず犬の耳を触る必要性がありますので、耳の先端に触られることへの抵抗を、予めなくしておくことが重要なのです。 |
次に犬の前足をつかんでみます。前足をつかむという行為は、犬社会においては上位のものが下位のものに対して行う行為であり、支配=従属関係を示します。軽く犬の前足をぎゅっとつかんでみましょう。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えます。同様に3回⇒4回・・・と触る回数を増やしていきます。前足が終わったら同様に後ろ足もつかんでみましょう。
犬の爪切りをする際には、足をつかむということが必要になります。足をつかまれることに対する抵抗を、予め取り除いておきましょう。また飼い主と犬の上下関係が自然と築かれるという意味においても、このトレーニングは重要です。 |
次は犬の鼻先、一般的には「マズル」と呼ばれている部分を触ってみます。触り方としては下顎の下から鼻先をつかむようにしましょう(上からつかむと呼吸できなくなります)。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。次に2回触ってみましょう。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。同様に3回⇒4回・・・と触る回数を増やしていきます。
つかまれることに慣れたら、今度はマズルをつかんだまま上下左右にゆっくりと鼻先を回します。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。2回⇒3回・・・とまわす回数を増やしていきます。じっとしていたらその度に「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。
マズルコントロールは犬の歯磨き、薬を飲ませるときなどに必要となります。 |
犬の背後に回り、腰の辺りに軽く手をおきます。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。次に2回手を置いてみましょう。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。同様に3回⇒4回・・・と触る回数を増やしていきます。
これはいわゆる「マウンティング」の疑似行為です。犬社会においては一方の犬が他方の犬の腰に乗ること、すなわち「マウンティング」は上位のものが下位のものに対して行う行為であり、支配=従属関係を示します。手で腰を押さえつけるという行為は「マウンティング」を人間の手で疑似的に再現しているのです。こうすることによって「飼い主はリーダー、自分はメンバー」という上下関係を自然に刷り込むことができます。 |
犬の尾を軽く触ります。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。次に2回触ってみましょう。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。同様に3回⇒4回・・・と触る回数を増やしていきます。
尾は犬が非常に嫌がるデリケートな部分ですが、シャンプーをするときなどは必ず触る必要がありますので今のうち慣らしておきましょう。また乳幼児が面白半分で犬の尻尾を引っ張るなどという突発的な出来事もあるでしょうから、飼い主が望まない事故の予防にもなります。 |
犬を横に寝かしつけます。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。
「横に寝そべる」という行為は犬社会においては下位のものが上位のものに見せる服従姿勢、もしくは謝罪の姿勢です。この姿勢をとらせることによって「飼い主はリーダー、自分はメンバー」という上下関係を自然に刷り込むことができます。またこの姿勢に慣らしておくと動物病院などで診察するときなどもスムーズにいくでしょう。 |
犬を仰向けに寝かしつけます。じっとしていたら「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。その状態で弱点の一つであるおなかを触ります。じっとしていたら同様に「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。
「仰向けに寝そべる」という行為は「横に寝そべる」と同様、犬社会においては下位のものが上位のものに見せる服従姿勢、もしくは謝罪の姿勢です。この姿勢をとらせることによって「飼い主はリーダー、自分はメンバー」という上下関係を自然に刷り込むことができます。 |
一通りの場所を触り犬が触られることに慣れたら、今度は触る強さを変えてみましょう。「なでる」⇒「軽くポンポンと叩く」という強度でやってみます。決して「ビシッ!!」と音がするような強さで叩いてはいけません。
公園に散歩に行ったら子供が寄ってきて犬の頭をポンポンと叩くかもしれません。触られることに慣れていればそんなときでも衝動的に噛み付くという危険性を著しく低下させることができますよね。 |
| 常にごほうびを与えていると犬がごほうび自体に飽きてしまったり、肥満の原因になりかねません。そこでボディコントロールが一通りできるようになったら常にごほうびを与えるというスタイルから、2回に1回⇒3回に1回⇒4回に1回・・・という風に徐々に減らしていきましょう。最終的には「いいこ」というほめ言葉だけにします。 |