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犬の触覚について 犬の苦手部位

犬の触覚

犬の触覚の発達
犬の触覚は五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の中で最も早熟です。生後間もない子犬は目も見えず鼻もそれほどよくありませんが、 触覚に対応する脳の部位だけは既に有髄化(神経が成熟している状態/右図参照)していると言われています。 これは母犬や兄弟犬にくっついて外敵から身を守るためと、はぐれて飢え死にしないようにするためだと考えられます。 また犬の鼻先には熱を感知する赤外線センサーがついており、このセンサーで母犬の乳房の位置を探知し、母乳にありつくようにできています。 断尾、断耳を行う人は「子犬の神経が発達していない内に行うので、子犬は苦痛を感じない」という話を信じているようですが、 生理解剖学的な見地から言うとその話に根拠はありません。
犬の温覚・冷覚について
犬の体は寒さに強くできています。一説では-20℃の中でも丸まって眠ることができると言われています。一方暑さは苦手のようです。まず第一に換毛期(夏と冬で体毛の厚さを変えること)があるとはいえ、常時体毛で覆われているため熱が体にこもりやすいという点があります。第二に「汗腺」と呼ばれる汗をかく器官が犬の体にはほとんどないから、汗が蒸発するときの気化熱によって体温を外に逃がすことができないという点もあります。だから穴を掘ってひんやりとした土の中で眠ることが好きな犬がいるのでしょう。ちなみに犬の体温調整は舌を出してハーハー呼吸することにより(panting)気化熱で体温を下げます。

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犬の苦手部位
 


犬の苦手部位
上の図で示したように犬には触られるのが苦手な部分があります。ほとんどは他の犬と喧嘩したときに攻撃対象となる体の先端部分や骨格で覆われていない構造的に弱い部分です(写真右)。具体的には鼻先、のど元、足の先端、性器、腹、尾などです。こうした苦手部分を子犬の頃から人間に触られることに慣らしておかないと、動物病院などに行った時、暴れて診察になりませんので飼い主のしつけ能力が問われます(写真左)。

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