トップ犬の食事ドッグフード製品・大辞典ダームディフェンス™

プリスクリプションダイエット・ダームディフェンス™~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「プリスクリプションダイエット・ダームディフェンス™」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年11月)

ダームディフェンス™の基本情報

 「プリスクリプションダイエット・ダームディフェンス™」はヒルズ(Hill's)が製造・販売している犬向け療法食です。
 パッケージに大きく「環境アレルギー&皮膚ケア」と記載されているように、最大の特徴は皮膚の再生に必要なタンパク質、必須脂肪酸と同時に、免疫と皮膚のバリア機能を維持するのに必要な抗酸化成分が含まれている点です。なお独自のバランスは「ヒスタガード™」という商標として登録されており、アトピー性皮膚炎や環境刺激による免疫反応を栄養学的に管理すると銘打っています。療法食は医薬品ではありませんが、栄養成分が特殊なため獣医師の指示に従って給餌することが推奨されています。
 公式サイトで紹介されている種類はドライだけです。
ドライ 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal/g)
ドライ22.6%16.7%3.76
料金・価格
ドライの内容量には1kg、3kg、7.5kgのバリエーションが有り、サイズが大きいほど1kg当たりの価格は安くなります。製品を扱っている動物病院リストが公式サイト内で紹介されているほか、通販サイトや量販店などでも購入が可能です。
給餌目的
獣医師専用療法食
フードのタイプ
ドライ
原産国
チェコ
製造・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

ダームディフェンス™の原材料と添加物

 「プリスクリプションダイエット・ダームディフェンス™」は皮膚の健康維持に特化してデザインされた商品です。「ヒスタガード™」はビタミンEを含む抗酸化成分、ポリフェノール、卵を使用したヒルズ独自の栄養ブレンドとされていますが、おそらく他の商品には見られないクローブ油、ウコン抽出物、グレープフルーツ抽出物あたりがそれに該当するものと考えられます。
 なおサプリメントとして猫に有害なリポ酸が含まれていますので、間違って猫に与えたり、猫が間違って食べてしまわないようご注意ください。
素材・添加物の区分と安全性
  • 肉類「肉類」とは哺乳動物や鳥(家禽)の生肉、内臓と体の一部から生じる全ての副生物のことを指します。ダームディフェンス™に含まれる肉類は以下です。
    チキンエキス, トリ肉(チキン・ターキー), ポークエキス
  • 穀類「穀類」とは穀類の穀粒(大きな粒)、挽き割り(中くらいの粒)、穀粉(小さな粒)及びその加工物のことです。ダームディフェンス™に含まれる穀類は以下です。
    トウモロコシ, コーングルテン,
  • 野菜類野菜類には野菜やその加工物全般が含まれます。ダームディフェンス™に含まれる野菜類は以下です。
    ビートパルプ
  • 油脂類油脂類は植物から取れる油、および動物から取れる脂の総称で、その加工物まで含まれます。ダームディフェンス™に含まれる油脂類は以下です。
    魚油, 植物性油脂, 動物性油脂, クローブ油
  • 種実類種実類には植物の硬い殻で覆われた堅果(けんか)や種子が含まれます。ダームディフェンス™に含まれる種実類は以下です。
    亜麻仁・あまに
  • でん粉「でん粉」とは単糖が9つ以上組み合わさってできる多糖類の一種です。ダームディフェンス™に含まれるでんぷん類は以下です。
    ライススターチ
  • 卵類卵類とは鳥類の卵やその加工物、加工副生物全般を含みます。ダームディフェンス™に含まれる卵類は以下です。
    ☞全卵
  • 酸化防止剤酸化防止剤とはフードが酸素と結合して品質が落ちることを防ぐために加えられる物質の総称です。ダームディフェンス™に含まれる酸化防止剤は以下です。
    ミックストコフェロール, ローズマリー抽出物, 緑茶抽出物
  • サプリメントサプリメント(その他)とは添加物の分類が難しいときに用いられるカテゴリです。犬の健康に影響を及ぼす可能性がある微量成分が含まれます。ダームディフェンス™に含まれるサプリメント類は以下です。
    ☞ビタミン類, ミネラル類, タウリン, リポ酸, ベータカロテン, ウコン抽出物, グレープフルーツ抽出物, 乳酸
含まれていない添加物 プリスクリプションダイエット・ダームディフェンス™に着色料保存料発色剤増粘安定剤酸味料・調味料は含まれていません。