ポーリッシュグレーハウンド

　ポーリッシュグレーハウンドの起源は定かではありません。13世紀ごろ、アジアからポーランドやってきた来たサイトハウンド（視覚を生かして獲物を追いかける）が元になっていると考えられています。
　第二次世界大戦中のポーランド侵攻により、壊滅的なダメージを受けましたが、1970年代から復興計画が開始され、徐々に個体数を回復していきました。ベルギーに本拠地を持つFCIによって公認されたのは、2001年のことです。
　犬名に「グレーハウンド」とついているものの、直接的な血縁関係は確認されておらず、また容姿がよく似たボルゾイとの関係も不明のままです。

　ポーリッシュグレーハウンドの性格は、勇敢で自信に満ち溢れています。
　被毛の手触りはやや粗く、弾力があります。長さは体の部位によって多少の差があり、尻尾や四肢の後面においてはやや長めになります。毛色に関する規定はありません。目の縁と鼻の色は、被毛の色に合わせて理想色が変わります。

　ポーリッシュグレーハウンドには、毎日最低でも1時間以上の運動をさせてあげる必要があります。被毛の手入れは、週に1回のブラッシングを基本とし、汚れた時に濡れタオルで拭いてあげる程度で大丈夫でしょう。