トップ犬の種類は行に属する犬の種類ブリケグリフォンバンデアン

ブリケグリフォンバンデアン

 ブリケグリフォンバンデアンの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ブリケグリフォンバンデアンの基本情報

ブリケグリフォンバンデアン
  • 体高
    オス⇒ 50~55cm
    メス⇒ 48~53cm
  • 体重
    -kg
  • 分類
    Group6(FCI)
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ブリケグリフォンバンデアンの歴史・ルーツ

 ブリケグリフォンバンデアンの起源は、フランスのヴァンデ県において育種されてきた「グリフォンバンデアン」という猟犬です。
 グリフォンバンデアンは、フランスのシャルル9世(1550~1574)が1570年に著した本の中に登場する、「王家の血統」に由来していると考えられています。「王家の血統」とは、「フォーヴドブルターニュ」(Fauve de Bretagne)、「サンユベール」(St. Hubert)、「グリドサンルイ」(Gris de St. Louis)、「ブランデュロワ」(Blanc du Roi)という4つの事で、狩猟好きの貴族たちはこれらの血統を用い、フランスの様々な地域において独自の猟犬を発達させていきました。犬種発達の代表的な地域としては、「アルトワ」(Artois)、「ガスコーニュ」(Gascogne)、「サントンジュ」(Saintonge)、「ブルターニュ」(Bretagne)、「ヴァンデ」(Vende)などが挙げられます。最後に挙げたヴァンデ県において発達したのが、「グリフォンバンデアン」であり、当犬種はその中でも体格が小さめのものを指します。作出したのはエルヴァ伯爵だと言われており、基礎犬としてはグラングリフォンバンデアンが用いられました。
 犬名の「briquet」は「小柄の猟犬」、「griffon」は「粗く波打った毛」、「Vendeen」は「ヴァンデ県の」、という意味を持ちます。なお、当犬種よりも一回り大きいものはグラングリフォンバンデアン、体高が低いものは、プチバセグリフォンバンデアン、およびグランバセグリフォンバンデアンという別犬種として独立しています。

ブリケグリフォンバンデアンの性格・特徴

 ブリケグリフォンバンデアンの性格は、群れで行動する習性が強いため、家族や他の動物とも比較的早く仲良くなれます。
 被毛はダブルコートで手触りは粗めです。毛色のパターンには、フォーンライトブラウン、ホワイトアンドオレンジ、ホワイトアンドグレー、トライカラーなどがあります。

ブリケグリフォンバンデアンのお手入れ・注意点

 ブリケグリフォンバンデアンには、毎日最低でも1時間以上の運動をさせてあげる必要があります。被毛の手入れは、週に1~2回ブラッシングしてあげましょう。眼球に毛が入らないよう、顔周辺の無駄毛は定期的にトリミングしてあげます。

ブリケグリフォンバンデアンの動画

 以下でご紹介するのはブリケグリフォンバンデアンの動画です。
 ブリケグリフォンバンデアンは、第二次世界大戦の影響により数が激減しましたが、ドッグショーの審判を務めていたHubert Dezamy氏などの尽力により徐々に個体数を回復しました。現在は、ヴァンデ県にある共同体の1つ「フォントネ・ル・コント」などで多く見かけることができます。
元動画は→こちら
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