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ベルジアンタービュレン

 ベルジアンタービュレンの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ベルジアンタービュレンの基本情報

ベルジアンタービュレン
  • 体高
    オス⇒ 61~66cm
    メス⇒ 56~61cm
  • 体重
    オス⇒ 26~30kg
    メス⇒ 26~30kg
  • 分類
    ハーディンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ベルジアンタービュレンの歴史・ルーツ

ベルジアン・グローネンダールとベルジアン・マリノア  ベルジアンタービュレンの起源は、ベルギー国内で「ベルジアンシェパード」という名前で知られていた犬種です。この犬は「コンティネンタルシェパード」とも呼ばれ、牧羊犬や護衛犬として活躍していました。1893年、ベルジアンシェパードが犬種として認定されると、その中から黒以外の長毛種だけを選択的に掛け合わせ、1910年頃には「タービュレン」という独立したの犬種として認知されるようになります。なお、褐色短毛で顔に黒いマスクがかかったものは「ベルジアンマリノア」、黒い長毛種は「ベルジアングローネンダール」、褐色のラフコートは「ベルジアンラケノア」としてそれぞれ独立していきます。
 アメリカで公認されたのは1918年と早いものの、世界恐慌時(1929)にはほとんど絶滅状態に陥ります。第二次世界大戦後は、同じ祖先を持つマリノアやグローネンダールの血統を借りて個体数を増やし、何とかこの危機を乗り越えました。1948年には、美しい褐色の被毛を持った「ウィリー」(Willy)という名のタービュレンがフランス国内で人気を博し、犬種の復興に一役買っています。
 犬名は、長毛種がたくさん飼育されていたベルギーにある「テルビュレン」(Tervuren)という村名が由来です。

ベルジアンタービュレンの性格・特徴

 ベルジアンタービュレンの性格は忠実で我慢強く、物覚えが良くてトレーニングにはよく反応します。一方、非常に活発な犬種ですので、ストレスが溜まると容易に問題行動につながります。犬に関する知識と、自由な時間を豊富に持った飼い主が理想でしょう。
 身体は、被毛色以外はグローネンダールとほぼ同一です。グローネンダールが光沢のある黒一色であるのに対し、タービュレンはやや黒みがかった黄褐色の被毛をもつのが特徴です。毛の生え際から毛先に向かって徐々に黒くなっていく「ティッピング」というタイプの被毛もあります。

ベルジアンタービュレンのお手入れ・注意点

 ベルジアンタービュレンには毎日かなりの量の運動や散歩が必要です。2時間程度の長めの散歩やジョギングを取り入れてあげましょう。被毛は上毛と下毛の二層構造で、週2回程度のブラッシングとコーミングが必要となります。換毛期(抜け毛の時期)には大量の抜け毛が出ますので注意が必要です。

ベルジアンタービュレンの動画

 以下でご紹介するのはベルジアンタービュレンの動画です。英語圏では「ベルジャン・タビューラン」という発音になります。
元動画は→こちら
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