トップ犬の種類は行に属する犬の種類ボースロン

ボースロン

 ボースロンの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ボースロンの基本情報

ボースロン
  • 体高
    オス⇒ 65~70cm
    メス⇒ 61~68cm
  • 体重
    オス⇒ 32~45kg
    メス⇒ 30~39kg
  • 分類
    ハーディンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ボースロンの歴史・ルーツ

 ボースロンの起源は定かではありません。1587年、フランスで著された書物の中に、ボースロンを思わせる犬の記述があることから、少なくともルネッサンス期頃からフランス国内で牧羊犬として活躍していたと推測されます。
 1809年、アベ・ロジエという司祭がこの牧羊犬の違いを詳述したことから枝分かれが始まりました。長毛タイプは「Berger de Brie」(ベルジェドブリ=ブリー地方の牧羊犬)と名づけられ、後にブリアードとして発展していきます。短毛タイプは「Berger de Beauce」(ベルジェドボース=ボース地方の牧羊犬)と名づけられ、後に「ボースロン」と呼ばれるようになりました。
 1893年、短毛の「Berger de Beauce」のスタンダードが規定されたことで犬種として独立し、フランス国内の犬種協会に公認されました。1922年には犬種クラブも設立され、「ボースロン」という名で知られるようになっていきました。
 フランス以外では無名だったボースロンでしたが、2つの世界大戦において、フランス軍が伝令犬として採用したことから知名度が高まり、その後オランダ、ベルギー、ドイツへと広まりました。1980年代にはアメリカに渡って犬種クラブが設立され、2001年にはAKCに公認されています。ドッグショーデビューは遅く、2008年のウェストミンスターケンネルクラブドッグショーにおいてです。

ボースロンの性格・特徴

ボースロンの後足にあるダブルデュークロー  ボースロンの性格は穏やかさと勇猛さを兼ね備えており、先天的気質として見知らぬものには警戒心を示します。心身ともに成熟するには3年を要するとも言われています。
 被毛はブラックアンドタンが最も多く、まれにタンアンドグレイが見られる程度です。オーバーコートは粗くアンダーコートは柔らかく滑らかで、全天候型です。後ろ足の狼爪が2本ある「ダブルデュークロー」(写真右)がスタンダードで規定されています。

ボースロンのお手入れ・注意点

 ボースロンのお手入れは、週に1回程度のブラッシングで十分でしょう。

ボースロンの動画

 以下でご紹介するのはボースロンの画像集です。
元動画は→こちら
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