トップ犬の食事ドッグフード製品・大辞典ラン・ミール

ラン・ミール~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「ラン・ミール」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年8月)

ラン・ミールの基本情報

 「ラン・ミール」は配合飼料の老舗である日本農産工業を前身とし、1967年に創業されたペットフードメーカーペットライン株式会社が製造・販売する総合栄養食です。茨城県つくば市にある附属の研究センターで給餌試験を繰り返し、安全・安心な商品の開発に努めているとのこと。
 「ラン・ミール」は大容量サイズが特徴のブランドです。かつて「ラン・ミールミックス」というシリーズもありましたが、販売権が旧日清ペットフーズから現ペットラインに移ってからは「ラン・ミール」だけが公式サイト内で紹介されています。
ラン・ミール8kg 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal/g)
8kg16.5%6%3.30
料金・価格
ドライの内容量は8.0kgだけで、一般の通販サイトや量販店などで購入が可能です。
給餌目的
総合栄養食
フードのタイプ
ドライ
対象年齢
成長の止まった成犬
原産国
日本
製造・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

ラン・ミールの原材料と添加物

 「ラン・ミール」は大容量を特徴としたドッグフードです。
 粒をカラフルに見せるため各種の着色料が用いられていますが、犬は色など気にしませんので主として飼い主向けのアレンジです。
 穀類に分類されている「ホミニーフィード」とはとうもろこし製品を製造する過程で出るとうもろこし胚芽、皮、デンプン粉などを含んだ混合副産物のことです。なお「ビーフ&バターミルク味」となっていますが、驚くべきことに原材料には牛肉もバターもミルクも用いられていませんので、どのようにこの風味を再現しているのかは不明です。
素材・添加物の区分と安全性
  • 肉類「肉類」とは哺乳動物や鳥(家禽)の生肉、内臓と体の一部から生じる全ての副生物のことを指します。ラン・ミールに含まれる肉類は以下です。
    チキンミール, チキンレバーパウダー, ミートミール(※詳細明記なし)
  • 魚介類魚介類には海でとれる産物およびその加工物と加工副産物のすべてが含まれます。ラン・ミールに含まれる魚介類は以下です。
    フィッシュミール
  • 穀類「穀類」とは穀類の穀粒(大きな粒)、挽き割り(中くらいの粒)、穀粉(小さな粒)及びその加工物のことです。ラン・ミールに含まれる穀類は以下です。
    小麦粉, とうもろこし, コーングルテンミール, ホミニーフィード
  • 豆類豆類は豆そのものやその加工物、および加工する際に出た副生物全般を含みます。ラン・ミールに含まれる豆類は以下です。
    大豆ミール
  • 野菜類野菜類には野菜やその加工物全般が含まれます。ラン・ミールに含まれる野菜類は以下です。
    ビートパルプ, パプリカ
  • 糖類糖類(とうるい)は栄養学的に糖質(炭水化物)と呼ばれるもの全般を指します。腸内細菌叢によって代謝される食物繊維の一部も糖類に含まれます。ラン・ミールに含まれる糖類は以下です。
    グルコサミン, オリゴ糖(※詳細明記なし)
  • 糟糠類糟糠(そうこう)とは酒かすとか米ぬかといった意味で、穀類を精白したり製粉した時に出る副生物のほか、それらを加工したもの全般が含まれます。ラン・ミールに含まれる糟糠類は以下です。
    脱脂米ぬか, 小麦ふすま,
  • 油脂類油脂類は植物から取れる油、および動物から取れる脂の総称で、その加工物まで含まれます。ラン・ミールに含まれる油脂類は以下です。
    ☞動物性油脂
  • 着色料着色料とはフードに色を付けるために加えられる物質の総称です。ラン・ミールに含まれる着色料は以下です。
    黄色5号, 赤色3号, 赤色102号
  • 酸化防止剤酸化防止剤とはフードが酸素と結合して品質が落ちることを防ぐために加えられる物質の総称です。ラン・ミールに含まれる酸化防止剤は以下です。
    ローズマリー抽出物
  • サプリメントサプリメント(その他)とは添加物の分類が難しいときに用いられるカテゴリです。犬の健康に影響を及ぼす可能性がある微量成分が含まれます。ラン・ミールに含まれるサプリメント類は以下です。
    酵母(セレン・ビール), ビタミン類, ミネラル
含まれていない添加物 ラン・ミールに保存料発色剤増粘安定剤酸味料・調味料は含まれていません。