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ジャイアントシュナウザー

 ジャイアントシュナウザーの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ジャイアントシュナウザーの基本情報

ジャイアントシュナウザー
  • 体高
    オス⇒ 65~70cm
    メス⇒ 60~65cm
  • 体重
    オス⇒ 32~35kg
    メス⇒ 32~35kg
  • 分類
    ワーキンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ジャイアントシュナウザーの歴史・ルーツ

 ジャイアントシュナウザーを含む「シュナウザー」(Schnauzer)と呼ばれる犬種には、「ジャイアント」、「スタンダード」、「ミニチュア」の3種類ありますが、最も古いのはスタンダードシュナウザーで、他の2種はスタンダードを改良した犬種です。
 牧畜が盛んであった1600年代のドイツ・バイエルン州では、家畜を市場に運ぶ仕事が重要でした。当時のシュナウザーは主としてドイツの牧場で羊の番犬として活躍していましたが、体が小さかったため市場まで家畜を追い立てる護衛犬としては不向きだったようです。そこでこのスタンダードサイズのシュナウザーに複数の牧羊犬、グレートデーン、ブラック・プードル、ウルフ・スピッツ、ワイヤーヘアード・ピンシャーなどの大型犬が掛け合わされ、大型化が計られました。さらにその後、家畜追い犬として定評のあったブービェ・デ・フランダースの血も取り入れられて完成したのが、現在のジャイアントシュナウザーです。
シュナウザーは口ひげを意味するシュナウツから  大型化の完了したジャイアントシュナウザーは、バイエルン州を中心に1900年代初頭まで家畜追い犬として用いられました。その後鉄道が普及すると、工場や店の護衛などに活躍の場を移しています。第一次世界大戦時には、警察犬として採用されたことにより、一気に知名度が上がり、1920年代にはアメリカへも渡りました。第二次世界大戦では軍用犬として活躍したという歴史があります。
 ジャイアントシュナウザーの犬名は、ドイツ語で「あごひげ」を意味する「シュナウツ」(schnauz)が由来です。それ以前は長らく、「ミュンヘンの犬」を意味する「Munchener」と呼ばれていました。

ジャイアントシュナウザーの性格・特徴

 ジャイアントシュナウザーの性格は縄張り意識や防衛本能が強い反面、家庭犬として都市生活を送る事にも適しています。身体は、柔らかい下毛と硬く針金のような上毛の二層被毛で覆われおり、この被毛がアルプスの厳しい自然環境から体を守ってくれます。また、硬い顎ひげと目の上の毛が、この犬種を始めとするシュナウザー種の大きな特徴となっています。

ジャイアントシュナウザーのお手入れ・注意点

 ジャイアントシュナウザーには、毎日活発な運動や長目の散歩が必要です。被毛が硬いため、週1~2回のコーミングと、年に2~4回のトリミングをしてあげましょう。

ジャイアントシュナウザーの動画

 以下でご紹介するのはジャイアントシュナウザーの動画です。
 3種いるシュナウザー種の中で最大で、体高と体長がほぼ等しく、横から見ると四角く見えるのが理想とされます。メスはオスより一回り小さい体を持ちます。
元動画は→こちら
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