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スタンダードシュナウザー

 スタンダードシュナウザーの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

スタンダードシュナウザーの基本情報

スタンダードシュナウザー
  • 体高
    オス⇒ 47~50cm
    メス⇒ 44~47cm
  • 体重
    オス⇒ 23~25kg
    メス⇒ 23~25kg
  • 分類
    ワーキンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

スタンダードシュナウザーの歴史・ルーツ

 スタンダードシュナウザーを始めとするシュナウザー種(Schnauzer)には「ミニチュア」、「スタンダード」、「ジャイアント」の3種がありますが、「スタンダードシュナウザー」が他の2種の原型です。
 ドイツにおいては非常に古い歴史をもつ犬種で、15~16世紀当時の絵画や彫刻では、既にその姿を見て取ることができます。主産地はヴュルテンベルグやバイエルン地方と考えられており、作出当初は害獣駆除犬や愛玩対象として用いられていました。
ウルフ・スピッツ  現在の姿が出来上がったのは1800年代になってからで、作出に当たっては、ワイヤーヘアード・ピンシャー、ブラックのジャーマン・プードル、グレーのウルフ・スピッツなどが用いられたと考えられています。シュナウザーの被毛が粗く硬い針金状なのは、ウルフ・スピッツ(写真右)の影響が強いようです。
 1800年代後半から1900年代初頭にかけてのシュナウザーは「人間の頭脳を持った犬」と呼ばれ、猟犬、番犬、警察犬、護衛犬、戦時中には伝令犬、救護犬など、多方面にわたって活躍する万能犬でした。
 犬名は、ドイツ語で「あごひげ」を意味する「シュナウツ」(schnauz)に由来しています。なおドッグショーに初めて登場した1879年当時は「ワイヤーヘアード・ピンシャー」(ピンシャーはドイツ語でテリアの意味)と呼ばれていました。1890年代に入り、同腹子の中から直毛のものだけを選び出して犬種確立させたのが ジャーマンピンシャーです。

スタンダードシュナウザーの性格・特徴

 スタンダードシュナウザーの性格は聡明、献身的です。近年では警護犬やコンパニオン・ドッグとして飼育される事が多くなっています。
 身体は、柔らかい下毛と硬く針金のような上毛の二層被毛で覆われおり、この被毛が厳しい自然環境から体を守ってくれます。また、硬い顎ひげと目の上の毛が、この犬種を始めとするシュナウザー種の大きな特徴となっています。色はソルトアンドペッパーがほとんどで、まれにブラックが見られます。

スタンダードシュナウザーのお手入れ・注意点

 スタンダード・シュナウザーは、毎日の長時間の散歩や運動が必要です。かなりの運動量を必要とする犬種ですので、飼う方は自身が運動好きでなくては務まりません。粗くて硬い被毛には、1週間に2回程度のコーミング、さらに年に4回ほどのトリミングが必要です。死毛を指で引き抜く「ストリッピング」を定期的に行ってあげましょう。

スタンダードシュナウザーの動画

 以下でご紹介するのはスタンダードシュナウザーの動画です。
 2010年、イリノイ州のブルーミントンで開催されたドッグショーの模様です。
元動画は→こちら
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