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セントバーナード

 セントバーナードの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

セントバーナードの基本情報

セントバーナード
  • 体高
    オス⇒ 70~75cm
    メス⇒ 65~70cm
  • 体重
    オス⇒ 50~91kg
    メス⇒ 50~91kg
  • 分類
    ワーキンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

セントバーナードの歴史・ルーツ

イタリアとスイスの国境付近にあるサンベルナール僧院  セントバーナードの起源は定かではありませんが、古代ローマ時代から飼育されてきた大型犬や、スイスの大型家畜犬を基礎犬として作出されたという説が有力です。犬名は、スイスとイタリア国境、アルプス山脈の2,467メートル地点に位置するの「サン・ベルナール僧院」(Saint Bernard Hospice)で多数飼育されていたことに由来しています。
 セントバーナードが有名になり出したのは1600年代の中頃からです。サン・ベルナール僧院は、アルプスを越える旅人の休憩所であると同時に、遭難者を雪山から探し出す救護所でもありました。このときに活躍したのが、僧院で飼育されていたセントバーナードです。当初は番犬や荷物引きとして用いられていましたが、雪山における探索能力を買われ、次第に山岳救助犬として活躍するようになっていったようです。一説では、200年の間に2,000人以上の遭難者を救ったとされ、中でも生涯において40名以上を救助したバリーという名の犬が有名です。
 そんな頼もしいセントバーナードでしたが、1800年代に入ると、厳しい天候や疫病、また近親交配による遺伝的疾患の多発で、絶滅の危機に瀕してしまいます。しかし1830年代、生き残った一部のセントとバーナードとニューファンドランドが掛け合わされ、個体数の増加に成功しました。その結果、従来の「細身+短毛」という姿から、現在の「大柄+長毛」という姿へと変貌を遂げています。
 セントバーナードの存在を世界に知らしめたのは、英国の動物画家エドウィン・H・ランドシーアの描いた「遭難者を蘇生するアルペンマスティフ」(Alpine Mastiffs Reanimating a Distressed Traveller)という作品です。 英国の画家ランドシーアの絵画  犬の首にかかったラム酒入りの小さな樽を、誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。しかしこれは後付けの脚色であり、実際にこれを付けて救助に向かった犬はいなかったそうです。なお、この犬種はアメリカでは「ベートーベン」という映画に登場しますが、日本においては往年の名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場する「ヨーゼフ」のほうが馴染み深いかもしれません。

セントバーナードの性格・特徴

 セントバーナードの性格はきわめて温和ですが、体が大きいため事故にもつながりやすいという側面を持っています。子犬の頃からの社会化訓練と一貫したしつけが重要です。
 身体は、ニューファンドランドの影響を受けた長毛タイプと、従来型の短毛タイプがいます。遺伝的疾患としては、股関節形成不全症眼瞼内反症てんかんなどにかかりやすいとされます。

セントバーナードのお手入れ・注意点

 セントバーナードには毎日の散歩や運動が必要です。ゆっくりしたペースの散歩を取り入れてあげましょう。暑さに弱いため夏場は熱中症や脱水症状に注意します。長毛タイプでも短毛タイプでも、毎週1回程度のブラッシングが必要です。換毛期(抜け毛の季節)には大量の抜け毛が出ますので要注意です。また個体差はありますが、一般的によだれの多い犬種です。

セントバーナードの動画

 以下でご紹介するのはセントバーナードの動画です。
 雪崩の発生を予知したり、雪の中に5メートル以上埋まっている人間をかぎ分けることができると言われています。下顎の皮膚がたるんでいるため、ヨダレが垂れやすいのが玉に瑕です。エサと医療費に関しては他の犬種よりもかさむ傾向にありますので、経済的に余裕があり、広い敷地と室内をもつ飼い主が理想です。
元動画は⇒こちら
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