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シルキーテリア

 シルキーテリアの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

シルキーテリアの基本情報

シルキーテリア
  • 体高
    オス⇒ 23~25cm
    メス⇒ 23~25cm
  • 体重
    オス⇒ 3.5~4.5kg
    メス⇒ 3.5~4.5kg
  • 分類
    トイグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

シルキーテリアの歴史・ルーツ

ヨークシャー・テリア  シルキーテリアの起源は、1800年代後半にイギリスから持ち込まれたヨークシャーテリア(写真右)と、現地のオーストラリアンテリアが混じり合って生まれた犬です。この犬種はヨークシャーテリアとオーストラリアンテリアのちょうど中間に位置し、両犬種のいいところを併せ持った犬と言われています。
 1930年頃まで、オーストラリアンテリアとヨークシャーテリア、そしてシルキーテリアは全て同一の犬種とみなされていました。その後、分離運動が起こって犬種間の交配が禁止され、1958年にオーストラリアのケネルクラブで独立犬種として承認された後、1959年にはアメリカのAKCでも公認されました。名前に「テリア」と付いているものの、体が小さいことからAKCにおけるカテゴリーはトイグループです。
 シルキーテリアの犬名は、「シルクのような」(silky)毛質を持っていることにちなんでいます。またこの犬種はオーストラリアの東南部にあるシドニー港を中心に飼育されていたことから「シドニーテリア」や「シドニーシルキー」などと呼ばれることもあります。アメリカ以外の国においては、頭に国名を冠して「オーストラリアンシルキーテリア」と呼ばれることが多いようです。

シルキーテリアの性格・特徴

 シルキーテリアの性格は活動的かつ好奇心旺盛で、やや狩猟本能が強く、ちょこまかと動く小さなものを追いかける習性が強くあります。
 ブルーアンドタンの被毛は光沢があり、サラサラした絹糸状の直毛で下毛がありません。アーモンド型の黒い目、ピンと直立したV字型の耳なども特徴です。

シルキーテリアのお手入れ・注意点

 シルキーテリアにはやや大目の運動や散歩が必要です。体を思い切り動かすことのできる環境を作ってあげると喜ぶでしょう。屋外飼育はお勧めできません。美しい被毛を保つため、1日置きにブラッシングやコーミングをしてあげましょう。

シルキーテリアの動画

 以下でご紹介するのはシルキーテリアの動画です。
 元々はオーストラリアでヘビを捕まえるために飼われていました。持ち前の勇敢さと狩猟本能で、猛毒を持つイースタンブラウンスネークから11歳の女の子を守ったことで表彰された犬もいます。「ポインター種」のように獲物を見つけると前足をまげて静止姿勢をとることからシルキーポインティングテリアと呼ばれることもあります。アメリカでは1936年2月、ナショナルジオグラフィックで特集されて有名になりました。健康面ではてんかん、膝蓋骨脱臼、糖尿病などへの注意が必要です。美しい被毛は毎日のブラッシングが理想的です。
元動画は→こちら
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