ビリー

　ビリーの起源は定かではありません。1800年代のフランス中西部において、今となっては絶滅してしまった複数の犬種を用いて作出されたと考えられています。スタンダードが作成されたのは1886年のことです。
　犬名は、かつて「ポワトゥー」（Poitou）と呼ばれていたフランス中西部にあるビリー城に由来しています。この犬種の作出に尽力したガストン・ユブロー（Gaston Hublot）という人物が、この城で暮らしていたというのが定説です。

　ビリーの性格は、頭が良く飼い主に対しては愛情を示す一方、やや競争心が強く、他の犬との相性が悪いという面も持っています。
　被毛は短く手触りはスムースです。毛色はホワイト～オフホワイトで、オレンジ～レモンのスポットが入ることが望ましいとされます。

　ビリーには、毎日最低でも1時間以上の運動をさせてあげる必要があります。被毛の手入れは、汚れた時に濡れタオルで拭いてあげる程度で大丈夫でしょう。