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やさしいフード~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「やさしいフード」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年9月)

やさしいフードの基本情報

 「やさしいフード」は株式会社ペッツルートが製造・販売している犬向けの総合栄養食です。保存料・着色料不使用を特徴とするシリーズで、公式サイトでは「クロレラ・野菜入り」「チキン&ビーフ」「チキン&ビーフ7歳から」の3種類が紹介されています。すべてセミモイストです。
クロレラ・野菜入り チキン&ビーフ チキン&ビーフ・7歳から 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal/g)
クロレラ
野菜入り
15%3%2.40
チキン&
ビーフ
22%8%2.90
チキン&
ビーフ7歳から
16%3%2.50
料金・価格
内容量は600gで一般の通販サイトや量販店などで購入が可能です。
給餌目的
総合栄養食
フードのタイプ
セミモイスト(※水分含量37%以下)
対象年齢
「7歳から」を除いて1歳以上の成犬
原産国
日本
製造・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

やさしいフードの原材料と添加物

 「やさしいフード」に紅麹が含まれていますが、着色料としては用いられていないようです。セミモイスト特有のソフトな食感は、ゼラチンやグリセリンを用いて作り出されています。グリコサミノグリカンの効果に関しては「コンドロイチンとグルコサミンが犬猫の関節に良いというのは本当?」をご参照ください。
素材・添加物の区分と安全性
  • 肉類「肉類」とは哺乳動物や鳥(家禽)の生肉、内臓と体の一部から生じる全ての副生物のことを指します。やさしいフードに含まれる肉類は以下です。
    ビーフ, 鶏肉
  • 穀類「穀類」とは穀類の穀粒(大きな粒)、挽き割り(中くらいの粒)、穀粉(小さな粒)及びその加工物のことです。やさしいフードに含まれる穀類は以下です。
    小麦グルテン, パン粉
  • 豆類豆類は豆そのものやその加工物、および加工する際に出た副生物全般を含みます。やさしいフードに含まれる豆類は以下です。
    脱脂大豆
  • 野菜類野菜類には野菜やその加工物全般が含まれます。やさしいフードに含まれる野菜類は以下です。
    カボチャ, ケール, ほうれん草, セロリ, 大麦若葉, ブロッコリー, チンゲン菜, パセリ, ニンジン, 苦瓜, 桑の葉, モロヘイヤ, よもぎ, トマト
  • 糖類糖類(とうるい)は栄養学的に糖質(炭水化物)と呼ばれるもの全般を指します。腸内細菌叢によって代謝される食物繊維の一部も糖類に含まれます。やさしいフードに含まれる糖類は以下です。
    ☞ 鮫軟骨抽出末, グルコサミン, 麦芽糖, トレハロース
  • 油脂類油脂類は植物から取れる油、および動物から取れる脂の総称で、その加工物まで含まれます。やさしいフードに含まれる油脂類は以下です。
    ☞米白絞油, ショートニング
  • でん粉「でん粉」とは単糖が9つ以上組み合わさってできる多糖類の一種です。やさしいフードに含まれるてんぷん類は以下です。
    タピオカでん粉
  • 藻類藻類には海藻とその加工物すべてが含まれます。やさしいフードに含まれる藻類は以下です。
    クロレラ
  • 酸味料・調味料酸味料とは味に酸味を加える成分のことです。調味料とはフードの味を変えて犬の食いつきを良くするために加えられる物質の総称です。やさしいフードに含まれる酸味料・調味料は以下です。
    ☞調味料(※詳細明記なし)
  • サプリメントサプリメント(その他)とは添加物の分類が難しいときに用いられるカテゴリです。犬の健康に影響を及ぼす可能性がある微量成分が含まれます。やさしいフードに含まれるサプリメント類は以下です。
    紅麹, グリセリン, ソルビトール, 食物繊維, ビタミン類, ミネラル, ゼラチン
含まれていない添加物 やさしいフードに着色料保存料発色剤増粘安定剤酸化防止剤は含まれていません。