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犬とのドライブ

 犬を車に乗せてドライブするときの注意点や必要アイテム、しつけのしかたや道中の休憩ポイントなどについてまとめました。ホテルや宿、キャンプ場などに犬と一緒に行くときの参考にしてください。

犬を車に慣らす

 犬とドライブを楽しむためには、犬が車に乗ることを嫌がらないことが大前提となります。好奇心旺盛な犬でない場合は、見慣れない箱の中に入ることに恐怖を感じ、抵抗を示すかもしれませんので、犬のしつけの基本を参考にして、以下のような手順に従い、まずは犬を車に慣らしていきましょう。
犬を車に慣らすときのしつけ方
  • 車に乗ることを楽しいと思わせる まずはエンジンを切った状態の車に犬を乗せてみましょう。犬が車に入った瞬間、ほめておやつをあげるという「正の強化」(飼い主がしてほしい行動を犬がとった場合、ご褒美をあげることでその行動が癖になるよう強化すること)を実行します。これを繰り返せば、犬は徐々に「車に乗る⇒楽しい!」と覚えてくれます。
     おやつのかわりに好きなおもちゃなどを車の中に放り込んでもよいでしょう。いずれにしても、「車の中に入ると何らかのごほうびが待っている!」、と犬に覚えこませるのがポイントです。
  • 運転中の車が楽しいと思わせる 犬が車の中に入ることに慣れてきたら、今度はエンジンを始動させ、5分くらいの近場で、犬が喜びそうな場所(公園やドッグラン)に連れて行きましょう。こうすることで犬は「車に揺られてどこかに行く⇒楽しい!」と覚えてくれます。
     好きな場所の代わりに、車を止めておやつを与えてもよいでしょう。「車に乗った後はごほうびが待っている!」、と犬に覚えこませるのがポイントです。
  • 車で移動すること自体が楽しいと思わせる 犬が車での移動に慣れてきたら、今度は徐々に走行距離を伸ばしていきましょう。行き先は同じでかまいませんが、5分で着くような場所でも、わざと遠回りして 10分⇒30分・・と長時間かけて到着するようにします。こうすることで犬は「車に長いこと揺られてどこかに行く⇒楽しい!」と覚えてくれます。
     こうしたしつけを繰り返していくと、犬はだんだんと車に乗ること自体が好きになり、長時間のドライブでも付き合ってくれるようになります。
犬とのドライブを楽しむコツは、まず車に乗ることと楽しいという感情を、犬の中で徹底的に条件付けることです  また、車中の匂いを消しておくことも重要です。微妙なガソリン臭やタバコ臭は、犬のみならず人間にとっても不快なにおいですので、消臭剤などを利用して車内のにおい消しておきましょう。ただし、消臭剤に強い臭いがついている場合は、その臭い自体が不快の原因になりますので、慎重に選ぶようにします。消臭剤はまた、犬が車内に残したにおいを消す時にも効果的です。
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犬とのドライブに必要なもの

 犬と一緒にドライブに出かける際は、犬の飛び出し事故や、運転席に乗り上げてしまうという事態を避けるため、各種ドライブグッズが必要となります。「プードルを膝に乗せて運転していたら逮捕された」、という話もありますので、人にとっても犬にとっても安全な運転環境を整えることが重要です。以下は犬とのドライブグッズの一例です。 犬に必要なお出かけグッズ
犬とのドライブグッズいろいろ
  • ドライブボックス 内側にクッションなどの緩衝材を張り詰めた箱で、犬の飛び出しを防ぐため、リードをくくりつける金具などが付いています。急ブレーキをかけても犬の体が投げ出されません。
  • セイフティハーネス シートベルトにくくりつけるタイプのハーネス(胴輪)です。
  • ソフトクレート ソフトケージとも呼ばれ、文字通りやわらかい素材でできたクレート(ケージ)のことです。プラスチック製に比べて軽いため、持ち運びに便利です。
  • ドライブシート 前後の背もたれにハンモックのように引っ掛けて使うシートのことで、犬が座席から転げ落ちるのを防いでくれます。犬の自由度が高い分、犬の飛び出しは飼い主が気をつける必要があります。
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犬とのドライブで注意する点

 犬とドライブする際に留意しなければならない事項をまとめました。ドライブ前、最中、休憩中という時系列に沿ってまとめてありますので、それぞれにおけるポイントを把握しておきましょう。

ドライブ前の注意点

 まずはドライブに出発する前に行っておくべき事柄です。人間の都合に付き合ってもらっている以上、犬にとってなるべく楽しいの時間になるよう、各種の下準備くらいはしておきたいものです。
犬とのドライブ前における注意点
  • エサ・食餌 食事はドライブの2~3時間前までに済ませておきましょう。こうすることで比較的車酔いしにくくなるといわれています。
  • トイレ おしっこやうんちは、なるべく事前に済ませて起きましょう。ドライブ中に犬がそわそわしても、都合よく休憩所があるわけではありません。万が一に備えてペットシーツやタオル、消臭スプレーなどを用意しておくと無難です。犬の消臭衛生グッズ
  • 車酔い対策 酔い止めの薬を与える場合は、獣医さんが用意したものを用いましょう。人間用の薬を安易に与えないのは基本中の基本です。また犬が戻してしまった場合を想定し、ティッシュや使い捨てのタオルなどを用意しておきましょう。
     犬用鎮静フェロモンである「DAP」には、犬に対する酔い止め効果があるという報告があります。少なくとも害になるということはありませんので、選択肢として挙げておきます。
     さらに最近では「耳ツボに対する鍼刺激が酔い止めに有効」という報告が上がっています(→詳細)。かかりつけの動物病院が鍼灸を取り入れている場合は、相談してみましょう。
  • ダニ対策 万が一犬にダニが付いていた場合、車の中に放ってしまう可能性があります。事前にダニよけ薬などでダニを駆除しておくと安心です。また逆に、車や目的地においてダニをもらってしまう危険性もありますので、なおさらダニ対策は念入りに行いましょう。犬のノミダニ駆除グッズ

ドライブ中の注意点

 以下は、犬とのドライブ中における注意点です。運転中に犬が事故を起こさないよう、また犬が事故の原因になってしまわないよう、最悪の状況を想定してできうる限りの準備を行います。
犬とのドライブ中における注意点
  • 犬のポジション 最も揺れの少ない後部座席の床にケージやクレートをおき、その中に「伏せ」をした状態で入れるのが基本です。犬用シートベルトや犬用ドライブボックスなどもあるので、犬のリアクションを見ながら最適なポジションを見つけていきましょう。ポイントは、「犬が車内で自由に動き回れる状態にしない」ことです。運転手の邪魔をして事故の原因になりかねません。
  • 安全運転 急な発進や、急ハンドル、急ブレーキをなるべく避けた安全運転を心がけましょう。これは事故を予防すると同時に、車酔い予防にもなります。
  • 車内温度 車内温度は人間も犬も快適に過ごせる20度前後を目安にしましょう。また直射日光やクーラーの直撃を避けるようにします。なお、犬の車内置き去りは、熱中症による死亡事故の元なので厳禁です。犬に関する夏の注意
  • 飛び出し事故予防 犬の飛び出し事故を予防するため、リードによる拘束、ドライブボックス、窓のロック、パワーウィンドウのスイッチロックなどを徹底しましょう。換気のために窓を開けるときは犬が飛び出してしまわない程度に抑えます。

休憩中の注意点

 以下はドライブの休憩中における注意点です。車の振動や騒音、匂いで具合が悪くなる犬もいますので、予防できる部分は前の段階で原因を取り除いておきます。
休憩中における注意点
  • こまめな休憩 犬とのドライブ中は1~2時間に一度は休憩を取り、水分補給や換気、体を動かして気分転換を図りましょう。犬がドライブ嫌いになったら元も子もありませんからね。
  • 車酔いの処理 犬が戻してしまったら、ウェットテッシュやティッシュペーパー、ビニール袋などで処理します。脱水症状に陥らないよう、水分補給にも気をつけましょう。
  • 休憩所の利用 サービスエリアやパーキングエリア、ドライブインは犬の連れ込み禁止が原則です。最近はドッグランを併設した施設も増えているので、事前に下調べして利用しましょう。なお、犬を車外に出す際は、飛び出し事故や迷子化を防ぐため、必ず車内でリードを付けてからにします。
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ドライブ中の休憩ポイント

 ドライブの道中にはサービスエリアやパーキングエリア、ドライブインなど、ちょっとした休憩を取れるポイントが多数あります。以下ではドライブ中に使えそうな休憩ポイントを一覧でまとめましたので、ドライブ中の休憩場所を選定するときの参考にしてください。

道の駅

国土交通省登録の休憩施設は「道の駅」と呼ばれます。  道の駅(みちのえき)とは、道路交通の円滑な流れを支えるための、一般道路内に設けられた国土交通省登録の休憩施設のことで、24時間利用可能な一定数の駐車スペース、トイレ、情報提供施設を備えた施設であることが登録の条件となっています。
 道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、道の駅を核としてその地域の町同士が連携する「地域の連携機能」という3つの機能を併せ持ち、2012年の段階で、全国で1,000近くの施設が登録されています。 国土交通省道路局・道の駅利用案内

サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)

高速道路の路肩に設置される休憩施設はサービスエリア(SA)、およびパーキングエリア(PA)と呼ばれます。  一般道路の休憩所が「道の駅」であるのに対し、高速道路の路肩に設置される休憩施設がサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)です。
 サービスエリア(SA)とは、高速道路等に概ね50kmおき(北海道は概ね80kmおき)に設置される休憩施設のことで、一般的には駐車場・トイレ・無料休憩所・緑地・遊具施設のほか、レストラン・売店・情報コーナー・ハイウェイスタンプ・給油・修理所(ガソリンスタンド)などが設けられます。
 一方、パーキングエリア(PA)とは、日本の高速道路や有料道路などにおおむね15kmおき(北海道はおおむね25kmおき)に設けられる比較的小規模な休憩施設のことで、サービスエリア(SA)より小規模な施設が備えられ、トイレや自販機が設置されてるのが普通です。 Honda Dog/高速道路SA・PA情報
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