グランブルードガスコーニュ

　グランブルードガスコーニュは、フランス南西部のガスコーニュ地方において、1300年代から猟犬として育種されていたセントハウンドです。正確な起源は定かではありませんが、フォワ郡において、オオカミやイノシシなど大型動物を狩る際に活躍していたと考えられます。
　グランブルードガスコーニュを祖とする他犬種としては、バセブルードガスコーニュとプチブルードガスコーニュがいます。なおフランス語で「グラン」は「大きい」という意味ですが、これは身体の大きさと言うより、ハンティングする際にターゲットとする獲物の大きさを差し示しています。

　グランブルードガスコーニュの性格は、聞き分けがよく従順です。群れで行動する習性が強いため、他の動物とも比較的仲良くなれます。
　被毛は短く密で、毛色はブラックとホワイトが均等に入り交じり、全体としてはスレートブルー（灰色がかった青）の色合いを呈します。体には大きめのブラック班が入り、目の上には小さなタンが入ります。

　グランブルードガスコーニュには、毎日最低でも1時間以上の運動をさせてあげる必要があります。被毛の手入れは週に1回のブラッシングを基本とし、汚れた時は濡れタオルで拭いてあげます。