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コーカシアンシェパードドッグ

 コーカシアンシェパードドッグの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

コーカシアンシェパードドッグの基本情報

コーカシアンシェパードドッグ
  • 体高
    オス⇒ 72~75cm
    メス⇒ 67~70cm
  • 体重
    オス⇒ 50kg
    メス⇒ 45kg
  • 分類
    Group2(FCI)/FSS(AKC)
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

コーカシアンシェパードドッグの歴史・ルーツ

 コーカシアンシェパードドッグの起源は、コーカサス地方からロシア南部において、古くから飼育されてきた作業犬だと考えられています。紀元前一世紀ごろに活躍したアルメニア王、ティグラネス2世が、すでに大型犬を使っていたという記録があることから、数千年の歴史があるものと推測されます。
 現在はグルジア、アゼルバイジャン、アルメニア、コーカサス地方北部など、非常に広い範囲にわたって生息しており、育種されている地域によって、非常に多くの種類に細分されます。一例を挙げると「アルメニアタイプ」、「ターキッシュタイプ」、「アストラカンタイプ」などです。東部にはやや攻撃性が強く、番犬として用いられるタイプが多く、西部には性格が穏やかで、ショーに用いられるタイプが多いとされます。

コーカシアンシェパードドッグの性格・特徴

 コーカシアンシェパードドッグの性格は、勇敢で自信に満ち溢れています。飼い主に対しては忠誠心を示しますが、やや独立心旺盛な部分もあります。飼育初心者にはお勧めできません。
 体は骨太かつ筋肉質で、横から見るとほとんど四角形に見えます。被毛はストレートで粗く、豊富なアンダーコートを備えています。長さは多少にかかわらず5cm以上あり、特にオスの場合、首周りにはライオンのようなたてがみが見られます。色は単一色、パイボールド、スポットなど様々です。

コーカシアンシェパードドッグのお手入れ・注意点

 コーカシアンシェパードドッグは、あまり激しい運動を好まない犬種です。とは言え、毎日30分から1時間程度の散歩はしてあげましょう。被毛には1週間に1~2回のブラッシングが必要です。健康面では股関節形成不全症肥満、心疾患などにかかりやすいとされます。大型犬にしては比較的長命で、10~12年生きるものも珍しくありません。

コーカシアンシェパードドッグの動画

 以下でご紹介するのはコーカシアンシェパードドッグの動画です。
 ロシア語風に「Caucasian Ovcharka」と呼ばれることもあります。1960年代後半、東ドイツに導入され、国境の警備に当たりました。 1989年にベルリンの壁が崩壊すると、 7,000頭近くのコーカシアンシェパードドッグが家庭犬として全国にもらわれていったといいます。
元動画は→こちら
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