いなば・ささみと緑黄色野菜～原材料から添加物の安全性まで

　「いなば・ささみと緑黄色野菜」はいなばペットフード株式会社が製造・販売している犬向けの総合栄養食です。1805年頃、初代稲葉由蔵がかつお節の製造を行ったのが親企業である「いなば食品株式会社」の始まりで、1930年代の缶詰生産、1950年代のペットフード生産を経て、1997年にペットフードを専門に手掛ける｢いなばペットフード株式会社｣が発足しました。
　ベースとなる「とりささみ」と「緑黄色野菜（にんじん・グリンピース・かぼちゃ）」にプラスアルファの素材が加えられることでさまざまな種類を構成しています。具体的には軟骨、チーズ、豚肉、牛肉（ビーフ）、さつまいもなどです。なお製品はすべてウェット（ゼリー）のレトルトパウチで、中国にある自社工場で製造されています。 ビーフ チーズ 豚肉 さつまいも 種類と成分保証値

種類	タンパク質	脂質	カロリー （kcal/個）
ビーフ	8.0%	1.3%	50
チーズ	8.0%	1.3%	50
豚肉	8.0%	1.3%	50
さつまいも	8.0%	1.3%	50
11歳・チーズ	8.0%	1.3%	50
11歳・軟骨	8.0%	1.3%	50
14歳・軟骨	8.0%	1.3%	50
軟骨・チーズ	7.0%	1.3%	50
軟骨・ビーフ	7.0%	1.3%	50

料金・価格 給餌目的 フードのタイプ 対象年齢 原産国 製造・販売 公式情報 NEXT：原材料と添加物リスト

　「いなば・ささみと緑黄色野菜」ではベースの味である「とりささみ」と「緑黄色野菜（にんじん・かぼちゃ・グリンピース）」にプラスアルファの素材を混ぜることによって種類が構成されています。具体的な添加素材と使用されている原材料の対応リストは以下です。

• ビーフ→牛肉
• さつまいも→さつまいも
• 軟骨→鶏軟骨
• チーズ→チーズ

　「豚肉入り」ではいなばの犬向け総合栄養食の中で唯一「豚肉」が原材料として用いられています。11歳以降の高齢犬用に含まれている魚油はEPA（エイコサペンタエン酸）やDHA（ドコサヘキサエン酸）の供給源として使用されているようです。これら不飽和脂肪酸の効果に関しては「犬にオメガ3脂肪酸（DHA・EPA）を与えると何がどう変わる？」で詳しく解説してあります。 素材・添加物の区分と安全性