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メキシカンヘアレスドッグ

 メキシカンヘアレスドッグの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などをまとめました。
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。

メキシカンヘアレスドッグの基本情報

メキシカンヘアレスドッグ
  • 体高
    オス⇒ 25~58cm
    メス⇒ 25~58cm
  • 体重
    オス⇒ 6~10kg
    メス⇒ 6~10kg
  • 分類
    ノンスポーティンググループ

メキシカンヘアレスドッグの歴史・ルーツ

 メキシカンヘアレスドッグは「ショウロウイーツクイントリ」(Xoloitzcuintli, アステカ語で”Xolotl神の犬”という意味)とも呼ばれるメキシコ原産の無毛犬です。考古学的な資料から推定すると、ざっと3000年の歴史があると考えられています。遺伝子の突然変異が特徴的な無毛を作り出しており、この特性はメキシコの熱帯気候においてはたまたま有利に働いたため、長年にわたって生き延びてこられたと考えられます。
メキシコ国内のプロサッカーチーム「Club Tijuana」のシンボル  15世紀のアステカ文明においては、主として番犬やペット、および病魔を退散させるお守りとして用いられましたが、16世紀のスペイン人によると、時にいけにえとして、そして時に食料として供されたようです。
 アメリカ国内には、1880年代にすでに持ち込まれていましたが、それほど知名度が高くないため、謎の吸血動物「チュパカブラ」として誤解されたこともあるようです。AKCでは2011年、ノンスポーティンググループとして公認されました。なお現在はメキシコの国犬に指定されており、またメキシコ国内のプロサッカーチーム「Club Tijuana」のシンボルにもなっています。

メキシカンヘアレスドッグの性格・特徴

 メキシカンヘアレスドッグの性格は、子犬のころはやんちゃですが、成熟すると穏やかになります。原始的な性格を受け継いでいるとも言われ、エネルギーにあふれて好奇心旺盛、狩猟本能と群れを作る傾向が強いことでも知られています。気に入った人にべったりくっつくことから時に「ベルクロ・ドッグ」(ベルクロとは留め具に使われるナイロンの布)とも呼ばれます。
 メキシカンヘアレスドッグの最大の特徴は、優性遺伝子が作り出すヘアレス(無毛)です。頭頂部、つま先、しっぽにわずかな毛が生えているほかは完全な無毛で、毛の色は黒か青みがかったグレイです。皮膚の色は様々で、マークもスプラッシュ(水をかけたような無作為な模様)やスポット(斑点)などがあります。体の大きさによってトイ(25~36センチ)、ミニチュア(36~46センチ)、スタンダード(46~58センチ)の3つに分類されます。なお、無毛に関連する遺伝子は歯の形成にもかかわっているため、ほとんどの個体は奥歯が欠損しています。同腹の子犬の中には毛の生えたものもおり、こちらは「コーテド・ショーロウ」、もしくは「パウダーパフ」(powder-puff)と呼ばれ、劣性遺伝子を保有しています。

メキシカンヘアレスドッグのお手入れ・注意点

 メキシカンヘアレスドッグは被毛を持たないため寒さに弱く、冬季はドッグウェアなどが必要で、夏は日焼けへの注意が必要です。皮脂を吸収する被毛がないため汚れやすく、定期的な入浴か濡れタオルによる体拭きが必要となります。しかし過剰な入浴や過剰なローション・日焼け止め等の塗布は、逆に皮膚の疾病につながるので要注意です。寿命は15~20年程度とかなり長いほうです。

メキシカンヘアレスドッグの動画

 以下でご紹介するのはメキシカンヘアレスドッグの動画です。
 1887年、AKCに最初に登録された犬の1つだったものの、20世紀に入ると人気を失い、1959年には登録を抹消されたという歴史を持ちます。2012年に開催された「Westminster Kennel Club Dog Show」に初登場した6犬種のうちの1つです。幸か不幸か、「世界で最も醜い犬コンテスト」においては、この犬か、同じく無毛のチャイニーズクレステドドッグが数多く優勝しています。
元動画は⇒こちら
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