トップ犬の種類は行に属する犬の種類ハバニーズ

ハバニーズ

 ハバニーズの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ハバニーズの基本情報

ハバニーズ
  • 体高
    オス⇒ 22~29cm
    メス⇒ 22~29cm
  • 体重
    オス⇒ 4.5~7.3 kg
    メス⇒ 4.5~7.3 kg
  • 分類
    トイグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ハバニーズの歴史・ルーツ

 ハバニーズは、巻き上がったしっぽ、短い口吻、垂れ耳などを特徴とす「ビションファミリー」に属するキューバ産の犬種です。キューバの国犬に指定されています。
 起源はカナリア諸島最大の島・テネリフェ島にいた「ビション・テネリフェ」、およびビション・テネリフェから派生した「Blanquito de la Habana」(ハバナの小さな白い犬、の意)という犬を直接の祖先としていると考えられています。1492年、クリストファー・コロンブスがキューバに上陸したことにより、テネリフェ島を経由して多くのスペイン人農夫や貴族階級がこの地にやってきました。16世紀前半の航海記録に犬が同乗していたことが記されていることから、ビション・テネリフェはスペイン人農夫や貴族とともにキューバにたどり着いたと見られています。後に貴族階級が没落してブルジョアが台頭してくると、持ち前の人懐こさからブルジョア階級の人々からも寵愛を受け、数百年に渡り血統が維持されました。
 1953年にキューバ革命が起こると、犬と共に数名の人々がアメリカへと渡りました。このとき連れてこられたわずか11頭の犬が、今日のハバニーズの原型となっています。2001年、AKCで公認を受けました。

ハバニーズの性格・特徴

 ハバニーズは人と一緒にいることを何よりも愛する人懐こい犬です。好奇心旺盛でしつけにもよく反応します。その愛くるしさからセラピードッグとして活躍するものもいます。
 ハバニーズは「ハバナシルクドッグ」とも呼ばれており、そのシルクのような滑らかで光沢のある被毛を特徴としています。見た目はふさふさで暑苦しそうですがオーバーコートは柔らかくて軽く、アンダーコートは少ないか全く無いこともあります。こうした被毛の性質はインド人女性が身に着けるシルク製の「サリ」と同様、直射日光から皮膚を守り、熱がこもりにくいという効果を持っています。全ての色が許容されており、白、クリーム、フォーン、レッド、ブラウン、オレンジなど多彩です。パターンは淡色か単一のマーク入りです。前足がやや短いため、飛び跳ねるような歩き方をするのも特徴の一つです。

ハバニーズのお手入れ・注意点

 ハバニーズのお手入れは、ふさふさの被毛をもっているにもかかわらず寒さに弱いため、冬場の室温調整は要注意で、屋外飼育はできません。週に最低2回のブラッシングが必要で、カールした被毛を持っている場合はさらに丹念にグルーミングする必要があります。涙やけができやすく、垂れ耳なので定期的なチェックも必要です。

ハバニーズの動画

 以下でご紹介するのはハバニーズの動画です。
 日本ではなじみが薄いですが、ニューヨークでは人気犬種トップ5に入るほど有名な愛玩犬です。キューバを原産とする唯一の犬種であることから首都名のハバナをとって「ハバニーズ」と名づけられました。健康面では膝蓋骨脱臼、白内障、進行性網膜萎縮症などへの注意が必要です。
元動画は→こちら
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