トップ愛犬家の基本迷子犬の探し方

迷子犬の探し方

 迷子になった犬と無事に再会できるかどうかは飼い主の探し方にかかっています。あらかじめ捜索手順を知っておけば、いなくなった犬を見つけられる確率が高まります。

犬がいなくなったらまずすること

 犬の姿が見えないと思ったらまず勘違いの可能性を考えます。家族や同居人と話し合い、犬を最後に目撃したのは誰か、そして最後にいた場所はどこかを特定しましょう。家の中でいなくなった場合、ひょっとするとベッドの下や洗濯機のドラムの中に隠れているかもしれません。犬の体が入りそうな場所を徹底的にひっくり返して探します。庭がある一戸建て住宅の場合は庭の中もくまなく探しましょう。
 もし犬が家の敷地内で見つからず、迷子になった可能性が高いとわかった場合は、取り急ぎ以下のような行動を起こします。早ければ15分程度で終わるはずです。運が良ければすでに犬が見つかって保護されているかもしれません。

保健所に連絡

 犬や猫を飼ったことの無い一般人が保護した場合、「野良犬や野良猫→保健所」という思考パターンをもっていることがほとんどです。保護された迷子犬が動物愛護センターや保健所に送られている可能性がありますので、管轄(かんかつ)の施設に連絡を入れましょう。都道府県に配置されている保健所に関しては厚生労働省が管轄区域別の一覧を公開していますので保健所管轄区域案内をご参照ください。
 最近ではネット上で迷子情報を提供している自治体も多いですが、多少のタイムラグがあるようですので、最新情報を仕入れたい場合は直接電話で確認します。たとえば東京都動物愛護センターが収容動物データベースという形で提供している迷子情報はこのような感じです(リンク先参照)。

病院や警察に連絡

飼い主にとって怖いのは、迷子犬が事故や事件に巻き込まれ、怪我を負っていることです。  迷子犬が交通事故や動物虐待の被害に遭い、救急病院などに収容されている可能性もあります。取り急ぎ救急病院や動物病院に連絡を入れ、ご自分のペットの外見を伝えましょう。
 事故に遭ったペットが清掃局に回収されている可能性も、残念ながら否定できません。お住まいの地域の清掃局にも問い合わせてみます。
 犬は法律上「モノ」として扱われます。ですから迷子犬を保護した人が、犬を「拾得物」(しゅうとくぶつ=いわゆる落し物)として派出所や警察署に届け出ているかもしれません。お近くの交番に問い合わせてみましょう。派出所間で連絡を取り合ってくれれば、多少離れた場所に迷い込んでいても見つかる確率が高まります。

ネットで情報収集

 IT技術の進歩により、近年は迷子犬の情報をほぼリアルタイムで確認することができるようになりました。「迷子犬 掲示板」などで検索をかけ、お住まいの地域に迷子犬情報の掲載依頼を出してみましょう。また犬がいなくなった場所を管轄する保健所や動物愛護センターのホームページも併せてチェックします。全国の動物愛護センターに関しては公共機関の里親募集案内で一覧リスト化していますのでご利用ください。
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犬がいなくなった場所を探す

 行政機関や警察などで情報を得られなかったら、今度は外に出て犬を探しに行きます。犬が迷子になった場合、いなくなった場所を中心に捜索するのが基本です。いなくなってから時間が経てば立つほど犬の行動範囲は広がり、それだけ見つかりにくくなりますので、最初の12時間における素早い行動がポイントと言えます。仕事はお休みをもらい、手伝ってくれる友人や知人がいる場合はヘルプをお願いしましょう。行動が素早いほど、そして人の数が多いほど発見できる確率が高まります。

どこを探す?

 失踪場所が外であるとわかったら、脱走した場所を中心に捜索を開始します。家から飛び出して迷子になった時は家の近辺を、動物病院へ行く途中で飛び出して迷子になった時は、飛び出した場所の近辺を探すといった感じです。名前を呼びながら探すと、犬の方が飼い主を見つけてどこからともなく現れてくれるかもしれません。
 小型犬の場合、人目の付かない場所に隠れている可能性もあります。庭の植え込み、車の下、側溝の中など、犬の体がギリギリ入りそうな場所を見落とさないよう注意しながら探します。
 普段散歩でよく行く場所にも行ってみましょう。河川敷、公園、ドッグランなど、犬が馴染みの場所に隠れているかもしれません。夏場にいなくなった場合は涼しい場所、冬場にいなくなった場合は暖かい場所を探すと、見つけられる確率が高まります。
 広い範囲を捜索するときは自転車を用いても構いませんが、あまりにも早く走りすぎて細かい場所を見落としてしまわないよう注意します。

必要なものは?

 犬を探すときは犬が大好きなおやつ、リードと首輪を用意しておきます。夜の場合は懐中電灯も必要です。小型犬の場合、怪我をしていたときのためキャリーバッグを用意しておくと安心でしょう。他の人が見た時「犬を探しているんだな」とすぐにわかり、不審者と勘違いされることも少なくなります。複数人で探している場合はお互いに連絡を取るため携帯電話も持つようにします。

いつ探す?

 捜索する時間帯には日が出ている日中と日が沈んでからの夜間がありますが、両方にメリットとデメリットがあります。昼間見つからなかった場合は、夜間に改めて探すというのも手です。
捜索時間と特徴
  • 日中の捜索メリットは太陽の光がある分、犬の姿をえやすくなる点や、捜索のため近隣の家を訪問しやすい点。デメリットは、周囲の騒音がうるさくて犬の鳴き声を聞き取りにくい点。
  • 夜間の捜索メリットは犬が警戒心を解いて隠れ場所から出てきやすくなる点や、騒音が少ないため犬の声を聞き取りやすくなる点。デメリットは声や音を出すと近所迷惑になり、不審者として怪しまれる可能性がある点。

犬を見つけたら?

 迷子犬を見つけたら優しい声で名前を呼び、近くに来るよう誘導します。おやつを持っていたらそれを見せたり与えたりするのも効果的です。「犬を叱るときに名前を用いてはいけない」という鉄則はこういうときに生きてきます。普段「ジョン!いけません!」などうっかり名前を使って叱りつけていると、たとえ名前を呼ばれても犬が「叱られる!」と勘違いして出てこなくなってしまうからです。
 犬が首輪をしている場合はそれにリードをつなぎ、していない場合は首輪とリードを装着します。犬が怪我をしている場合はキャリーバッグに入れ、すぐ動物病院に直行しましょう。
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迷子チラシで犬を探す

 迷子になったペットは、いなくなった場所の近くで見つかることが多くあります。地域住民の目に広く触れる形で迷子犬の告知ができれば、それだけ発見できる可能性も高まりますので、効果的なチラシやポスターがあると便利です。

迷子チラシをつくる

 以下は迷子チラシ(ポスター)を作るときの一例です。最近はねこてっくす迷子ペット.netなど、迷子チラシを専門に作成してくれる会社もあります。最短では注文した当日に納品できることもありますので選択肢として覚えておいて損はないでしょう。
犬の写真に基本情報を添えて迷子チラシを作ります。
  • 1、犬の状態犬の種類、性別、不妊手術の有無、鑑札やマイクロチップの装着の有無。
  • 2、犬の名前探すときに名前を呼ぶと反応を示すことがありますので、名前は明記しましょう。
  • 3、犬の特徴その犬にしかない特徴を明記しておくと、探す側でも個体判別しやすくなります。
  • 4、失踪場所失踪した場所です。ここを中心として捜索範囲を広げていきます。
  • 5、謝礼これがあることにより、連絡してくる確率がアップしますが、トラブルが発生しないように充分気をつける必要があるでしょう。謝礼の内容は明示しないほうが良いです。「発見につながる有効な情報をくれた方には、心ばかりの謝礼を差し上げます」など、お金なのか物品なのか分からない、当たり障りの無い表現が無難だと思います。電話を掛けてきた情報提供者に対し、「犬が見つかった場合は、謝礼を差し上げます」と念を押すことも重要です。電話を掛けた時点で何かをもらえると思っている人もいるので、トラブルが発生しないように注意して下さい。
  • 6、連絡先セキュリティの関係上、住所は不要です。電話は携帯の方が無難でしょう。また、明記する名前は仮名で構いません。この仮名宛にかけてきた人は、その時点で迷子犬の連絡であるとすぐにわかります。
  • 7、もぎり連絡先を記した「もぎり」(ちぎって財布などに入れる小紙片)をちらしの下などに作っておくと便利です。
 これを印刷業者に頼んで500枚~1000枚ほど印刷しましょう。パソコンのプリンターでは雨水でにじんでしまいますので、ここはお金がかかっても印刷業者に頼んだ方が無難です。大きさは、ポスティング用ならB6~A5サイズ、貼付用ならB5~A4サイズがよいでしょう。

迷子チラシを配る

 できた迷子チラシを早速配りますが、チラシを貼付するなら、不特定多数の人が目にする場所がよいでしょう。具体的には、個人の経営している商店(靴屋、クリーニング屋、そば屋など。コンビニやファミリーレストランなど、フランチャイズ展開している店は難しいことが多いです)、派出所、郵便局、スーパーマーケット、銀行、町内会の掲示板などに”ダメもと”でお願いし、目立つ場所に貼らせてもらいます。ペットの生死が掛かっていますので、気後れしている場合ではありません。また近所にある動物病院にもチラシの掲示をお願いしましょう。
作った迷子チラシをなるべく多くの人の目に触れさせることが、犬の早期発見につながります  電柱に貼るという方法もありますが、これは法に抵触(ていしょく)してしまいます。しかし迷子犬の捜索など、非営利目的の場合は大目に見てくれることが多いようです(貼るかどうかは、最終的にご自分の裁量でお願いいたします)。その場合、地図上にチラシ貼付場所をマーキングしておき、迷子犬が見つかった場合はすぐさまチラシをはがせるようにしておきましょう。
 チラシを配布するなら、犬の集まる公園などに聞き込みを行い、そのついでにチラシを配るのが有力です。犬の飼い主は、ペットを失った心の痛みに共感してくれることが多いので、協力者を得やすいでしょう。
 あとは地域住民の郵便受けにポスティングします。首輪のついた犬を勝手に自分のものとして飼うと、「窃盗罪」(せっとうざい)に当たるという法的な知識の無い人が大部分です。犬を保護してそのまま飼っている人がいる場合は、ポスティングによって個別に告知すると、名乗り出てくれるかもしれません。

連絡を待つ

 告知チラシを配布したり貼付したら、あとは運を天に任せて連絡が来るのを待つしかありません。不特定多数の人間に働きかけているという関係上、残念ながらいたずら電話や冷やかしがある可能性も否定できません。また、手を尽くしたにもかかわらず、結局ペットが見つからないこともあります。
 もし家が一戸建ての場合は、犬がいつでも戻ってこられるよう玄関先に普段使っているベッド、犬が大好きなおやつ、飼い主の匂いがついたものなどを置いておきましょう。たいていの犬には帰巣本能がありますので、飼い主が寝ている間に戻ってくるかもしれません。犬の帰巣本能  配布したり貼付したチラシを見て連絡してきた個人に対しては、「見つかった場合は謝礼を差し上げますので、お電話番号など頂戴できますか?」と切り出すと、連絡先を聞きやすいでしょう。情報の内容が信頼に足ると判断される場合は、その情報に基づいて改めて付近の捜索を行います。
 ここまでお読み頂いた方は、「こんなしちめんどう臭いことをするくらいなら、そもそも犬が迷子にならないように気をつけよう!」と痛感されていると思います。しかしそれこそが、このページで最も言いたいことです。迷子犬が発生する原因は何なのか、そして迷子犬が発生しないようにするためには、飼い主として何に気をつければよいのかを常に念頭においておけば、ペットの迷子は比較的容易に予防することができるのです。
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迷子犬の原因と予防法

 犬が迷子になる主な原因は以下です。どれもよくあるパターンで、なおかつ人為的なミスがほとんどですので、飼い主さえ気をつけていれば多くの逃走や脱走は予防が可能です。
犬が迷子になる原因・目次

ノーリードで散歩中に

 ノーリード(リードをつけない状態)で散歩している途中、犬が逃げ出して迷子になるパターンがあります。こういう飼い主は元より論外で、犬の散歩についてをもう一度読み直した方がよさそうです。
リードをつけない人は飼い主失格  「私のワンちゃんは絶対に私のそばを離れないのよ!」と、自分と犬との相思相愛を誇示したいのか、ただ単にリードを装着するのが面倒なのか、それとも首輪をつけるということが犬を苦しめていると考えているのかは分かりません。しかし、急な物音、他の犬の吠え声や急襲、急な落雷など、犬がパニックに陥る原因は、飼い主が想像している以上にたくさんあります。リードとはこうした不測の事態が起こったときのための、いうなればシートベルトのようなものなのです。迷子のみならず、交通事故や咬傷事故(こうしょうじこ=飼い犬が他人を噛んでしまうこと)を予防するためにも、散歩するときは必ずリードをつけて愛するペットを守ってあげましょう。
 また犬が急にリードを引っ張ったために思わずリードを離してしまい、犬が迷子になるというケースもあります。リードを持つときは手の平に巻きつけるようにしてもてば、このパターンを簡単に予防できます。首輪・リード・ハーネスいろいろ

首輪が外れて

 リードを付けて散歩していたのに、首輪が緩んでいたために犬が首輪から抜けてしまい、脱走するというパターンもあります。
大丈夫なようでも、犬の首から首輪が外れてしまうというケースはけっこうあるのです。  被毛が無い状態の犬の骨格は、驚くほど華奢(きゃしゃ)です。これはシャンプーなどの際、犬に水を掛けて被毛をつぶした状態にすれば、容易に確認できます。しっかり首輪がはまっているようでも、案外ゆるい状態のまま付いていることがありますので、今一度首輪と犬の骨格が合っているかどうかをご確認下さい。
 ポイントは首輪の円周が、犬の頭蓋骨の円周よりも小さいかどうかを確認することと、首に装着したとき、飼い主の指が隙間に入るくらいの遊びがあるかどうかを確認することです。人間で言うとちょうど、Yシャツの襟のようなイメージで、頭は抜けないけれども、首は苦しくないくらいがベストです。また首輪の代わりにハーネス(胴輪)を用いれば、より一層外れる心配が少なくなります。 首輪・リード・ハーネスいろいろ

大きな音に驚いて

 犬が大きな音に驚いて走り出し、そのままいなくなるというパターンは非常に多くあります。アメリカで7月4日の独立記念日前後における迷子犬の数が急増する理由は、各地で打ち上げられる花火の音に驚いた犬が家の敷地内から飛び出し、そのまま戻ってこれなくなるからです。日本も例外ではありません。ペット保険のアニコム損保が2010年4月1日から2012年3月31日までの間、同社の契約者専用サービス「迷子捜索サポートサービス」に寄せられた捜索依頼の情報を集計した所、月別の迷子発生件数に関しては、6月から9月にかけて増加傾向にあり、なかでも8月、9月は1年で特に発生しやすいことが明らかになったといいます。理由としては、雷や花火などの大きな音に驚いて逃げてしまったことなどが想定されています。
 雷や花火といった突然の大きな音が予想される場合は、あらかじめ家の戸締まりをしっかりと再確認し、犬が脱走しないよう注意しておく必要があります。犬を連れて花火大会を見に行くという行為は、犬が花火の音に相当慣れていない限りやめておいたほうがよいでしょう。犬をいろいろな音に慣らす

屋外犬の係留が外れて

 ペット犬が「ワン公」から「コンパニオンアニマル」や「家族の一員」に昇格して久しいですが、今だに犬を番犬として屋外飼育している人がいます。屋外犬は多くの場合、丈夫なリードや鎖によって固定具につながれていますが、こうした係留アイテムが破損して犬が逃げ出してしまうというパターンもあります。たとえば固定具が根本から抜けてしまう、係留ひもが切れてしまう、首輪の金具が壊れてしまうなどです。
 犬の屋外飼育は病気(フィラリアや感染症)、身体的ストレス(暑さや寒さ)、精神的ストレス(自由に動けない・仲間がいない)など、犬の福祉を著しく損なうものです。迷子になるリスクを減らすという観点からも、屋内飼育することが望まれます。犬を庭や外で飼う

盗難によって

 悪意の第三者によって盗難されることにより、犬が迷子になるというパターンもあります。
盗難によって愛犬を失うのは、精神的なダメージが大  2007年度の事例としては、北海道札幌市において、ドラッグストアで買い物中、外につないでおいたフレンチブルが盗まれるという 事件がありました。飼い主が必死に捜索して犯人を突き止めましたが、問い詰められて気が動転した犯人は犬をベランダから放り投げ、「家に犬なんていません!」とごまかしたというのが事の顛末(てんまつ)です。
 飼い主が用事を済ませている間に、犬をどこかにくくりつけて待たせておいたり、車の中に放置しておくと、心無い第三者が盗んでいく危険性があります。盗難されやすい状況がなるべく発生しないように気をつけましょう。具体的には、買い物と散歩の時間とをいっしょくたにしない、犬をつないで待たせるときは、極力自分の目の届く範囲につないでおくなどです。

家の隙間から脱走して

 先述しましたが、被毛が無い状態の犬の骨格は驚くほど華奢(きゃしゃ)です。にわかには信じられないような小さな隙間から脱走して迷子になるというパターンもありますので、飼い主としては注意が必要です。特に玄関周辺や裏口などに、見落としているような小さな隙間が無いかどうか、今一度確認してみましょう。
犬は思わぬ場所から外に出てしまうこともあります  また、しっかり締めたつもりのドアなどから犬が自力で脱走してしまうパターンもあります。ケージの扉や部屋のドアなど、通常「締めていれば大丈夫!」と思い込んでいる場所も、もう一度点検してみましょう。そして念には念を入れて、犬が扉やドアが自力で開けられないようにロックやドアガードなど(100円ショップなどで簡単に入手可能)を付けて補強します。
犬が脱走する瞬間
 以下でご紹介するのは、犬が狭い隙間を通って脱走する瞬間を捉えた映像です。「まさか」と思うような場所から逃げ出してしまいます。大丈夫だと思っている小さな隙間でも、決して油断できないことを思い知らせてくれます。 元動画は⇒こちら

ドアを開けた瞬間に

 多くの飼い主は、基本的に家の中ではノーリードで犬を飼っていると思います。しかし来客や宅配業者の訪問などで飼い主が玄関を開けた瞬間を見計らって脱走し、そのまま迷子犬になってしまうというパターンもありますので要注意です。
 家の中でリードを付けろとまでは言いませんが、ドアから外に出ることができないようなレイアウトに設定してください。例えば、そもそも犬が玄関に出れないようにゲートを設けるなどです。犬のゲートいろいろ

迷子札の装着を怠って

見た目が冴えない迷子札に二の足を踏み、装着を怠る飼い主は結構います。  装着義務がある迷子札(まいごふだ=犬の登録をした時にもらう、通称「鑑札」とよばれる札)の装着を怠ることが、間接的に迷子犬の原因を作っているともいえます。そもそも面倒くさがって登録自体をしていない人は、今すぐしましょう。
 また鑑札をもらったのだけれども、”ファッション性”という観点から装着に対して二の足を踏んでいる飼い主の方は、マイクロチップ(ライフチップ)の導入も検討してみてはいかがでしょうか。
犬用マイクロチップとは?
鑑札の装着に気が進まない人は、皮下に埋め込むタイプのマイクロチップがお勧めです。  マイクロチップ(ライフチップ)とは、ほぼ米粒を二つ並べた大きさの電子標識器具の一つで、専用のインジェクター(埋め込み器)で皮下に埋め込みます。その中にはデータとして飼い主の名前、ペット名、住所、電話番号、性別、種別などが格納されます。データを読み取るには当然専用の読み取り機が必要となりますが、日本においても獣医師会加入の動物病院や、動物保護センター、保健所などに導入が広がっています。
  • メリット 迷子になった犬が運良く、読み取り機を備えた施設に保護された場合、飼い主に対してすぐに連絡が来ます。また近い将来、ライフチップがさらに進化し、いわゆる「GPS機能」を備えるようになれば、地球上のどこにいても即座に迷子犬の居場所を割り出すことができるようになるでしょう。
     ペット保険の中には、「マイクロチップ割引」を設けているものもあります。
  • デメリット マイクロチップは、迷子犬が第三者に保護され、内容を読み取られて初めて効果を発揮します。誰にも保護されず、ただ単に河川敷をうろついている状態の犬なら、チップがあろうがなかろうが全く無関係になるでしょう。また仮に第三者に保護されたとしても、保護した本人がそのまま迷子犬を”ネコババ”して自宅で飼ってしまうと、GPS機能でも付いていない限り、チップの存在意義は極めて薄くなってしまいます。さらに犬の飼い主が変わったタイミングで登録情報の変更をしていない場合、元の飼い主の情報までしかたどれず、結局連絡が取れないまま終わるという危険性もあります。
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迷子犬探しに役立つ商品

 通信技術の進歩により、迷子になった犬を探すときに便利な商品がいろいろと開発されていますので具体例をいくつかご紹介します。万が一迷子のなった時の備えとして利用していただければと思います(2017年12月更新)。

ペット探偵

 世の中にはペット探偵という職種があります。これは主として迷子になったペットの捜索を引き受けるというものです。しかし通常の「探偵」と同様、ペット探偵も国家資格ではないため、「今日から私はペット探偵!」と宣言すれば、誰でも探偵になることができてしまいます。
 選択肢の一つとして提示しておきますが、発見できた場合の料金、できなかった場合の料金など、ご自身で確かめた上で、依頼するかどうかご決断下さい。なお、ペットの発見率はいなくなってからの対応が早ければ早いほど高くなる傾向があることは事実です。「今すぐにでも迷子のペットと再会したい!」と強く望まれる方は、考えてみても良いかもしれません。「ペット 捜索」、「ペット 迷子」などのキーワードで検索を掛けるとさまざまな業者がヒットしますが、最終的な選定は自己判断でお願いいたします。

Bluetoothによる迷子犬探し商品

 犬に発信機を取り付け、そこから発せられる信号を受け取ることで位置を特定する迷子犬探し商品があります。ほとんどは、近距離無線通信規格の一つ「Bluetooth」によって、犬に取り付けた子機の位置情報が親機に送られてくるという仕組みです。
 メリットは「価格が安い | 子機が小さくて軽い | バッテリーが比較的長持ち」、デメリットは「近くにいないと信号を受け取れない」という点です。

MAMORIO

Blueteethによる迷子犬探し商品「MAMORIO」
  • 特徴「MAMORIO」は親機と子機がある一定の距離以上離れると警告を発してくれるアラート機能付き。たとえ赤の他人であっても、専用アプリをダウンロードしたスマホであれば子機からの信号をキャッチできる(ただし場所の通知は飼い主にだけ)。
  • 発信機・子機縦35.5mm×横19mm×厚さ3.4mm | 重さ3g | リチウム電池で最大1年間
  • 受信機・親機iPhoneやAndroid端末に無料アプリをダウンロードして利用
  • 通信可能範囲Bluetooth | 約30m
  • 公式情報MAMORIO

Loc8tor Pet

  • 特徴「Loc8tor Pet」(ロウケイターペット)は犬が近ければ近いほど受信機(親機)のLEDがたくさん光るというデザイン。犬が付けているタグ(子機)からも音が出る。
  • 発信機・子機直径3cm×厚さ0.7cm | 重さ7g
  • 受信機・親機クレジットカードサイズの専用機
  • 通信可能範囲RFベースの特許技術 | 開けた場所で122m
  • 公式情報Loc8tor Pet

Tabcat

  • 特徴Loc8tor Petと同一メーカーによる商品。「子機をどうやって付けたらいいのかわからない」という要望に応え、犬の首輪に装着するための専用タグカバーが付いて来る。
  • 発信機・子機直径3.2cm×厚さ0.8cm | 重さ7g
  • 受信機・親機クレジットカードサイズの専用機
  • 通信可能範囲RFベースの特許技術 | 開けた場所で122m
  • 公式情報Tabcat

つながるコル

Blueteethによる迷子犬探し商品「つながるコル」
  • 特徴Anicallが提供するサービス。飼い主が「迷子通知モード」を選択すると、首輪に取り付けられた子機から識別番号が送信され、専用アプリをダウンロードしたスマホ(親機)での検出が可能となる。
  • 発信機・子機コイン電池で1年以上 | 首輪装着型
  • 受信機・親機iPhone、iPad、および iPod touchに専用アプリをダウンロードして利用
  • 通信可能範囲Bluetooth | 見晴らしのよい場所で約30m
  • 公式情報つながるコル

GPSによる迷子犬探し商品

 Bluetoothを用いた商品はどれも「迷子犬が近くにいないとわからない」という致命的な欠点を抱えていました。しかしGPSという技術を用いれば、たとえ犬が地球の裏側にいても見つけてくれます。GPSはカーナビやスマホの地図アプリなどで馴染み深い技術ですが、最近はなくしもの探しや犬猫の迷子探しにも応用されるようになっています。
 メリットは「世界中どこにいても居場所がわかる」、デメリットは「機器の価格が高い | 年間通信費がかかる | 子機が比較的大きくて重い | バッテリーの持続時間が短い」という点です。

あんしんGPS

GPSによる迷子犬探し商品「あんしんGPS」
  • 特徴京セラが提供する商品。スマホはau限定。犬向けのペットモードでは、子機を装着したペットの位置や移動経路はもちろんのこと、歩数や消費カロリーもある程度測定してくれる。
  • 発信機・子機53×41×14.3mm | 重さ約33g | バッテリーは340~380時間
  • 受信機・親機auスマートフォンに専用アプリをダウンロードして利用
  • 公式情報あんしんGPS

Ping

GPSによる迷子犬探し商品「Ping」
  • 特徴「Ping」はアメリカのクラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」を通して商品化されたペット用GPSトラッキングシステム。GPSのほかBluetooth機能もついている。親機と子機にかかる初期費用のほか、衛星通信費が年間30~40ドルの間でかかる。日本国内においても代理店経由で入手可能。
  • 発信機・子機34×34mm×12mm | 重さ28g | バッテリーは充電式で約3ヶ月
  • 受信機・親機iOSやAndroidに専用アプリをダウンロードして利用
  • 公式情報Ping
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