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北海道犬(ほっかいどういぬ)

 北海道犬の体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

北海道犬の基本情報

北海道犬
  • 体高
    オス⇒ 47~53cm
    メス⇒ 42~48cm
  • 体重
    15~30kg
  • 分類
    Group5(FCI)
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

北海道犬の歴史・ルーツ

 北海道犬の起源は、今から1万5千年ほど前に相当する縄文時代の初期、縄文人が東北地方から北海道へ渡る際に連れてきた犬だと考えられています。この犬はその後、北海道の先住民である「アイヌ民族」により育種され、主に山岳狩猟犬(マタギ犬)として用いられようになりました。
 1869年には、イギリスの動物学者トーマス・W・ブラキストンにより「アイヌ犬」と命名されましたが、1937年、当時の文部省によって天然記念物に指定されたことをきっかけに、現在名である「北海道犬」(ほっかいどういぬ)に改称されました。
 現在はベルギーに本拠地を持つFCIにおいて国際的に公認されているほか、日本のJKCでも公認されており、犬種の育種・保存に関しては、天然記念物北海道犬協会天然記念物北海道犬保存会が担当しています。

北海道犬の性格・特徴

 北海道犬の性格は、飼い主に対しては忠実ですが、見知らぬ者に対しては警戒心を示します。また野性味が強く、怖いもの知らずだと言われます。
 身体は、ピンと立った三角形の耳、厚いダブルコート、背中にくるっと巻き上がったしっぽなど、スピッツタイプと思われる特徴が見受けられます。被毛は豊富なアンダーコートと硬く長いアウターコートからなるダブルコートで、毛色にはホワイト、ブラック、レッド、セサミ、ウルフグレー、ブリンドルなどのバリエーションがあります。

北海道犬のお手入れ・注意点

 北海道犬には、毎日最低でも1時間以上の運動をさせてあげる必要があります。被毛の手入れは、週に1~2回のブラッシングを基本とし、換毛期においては+1~2回とします。

北海道犬の動画

 以下でご紹介するのは北海道犬の動画です。
 東北起源説のほか、鎌倉時代に本州から北海道へ移住した人達が連れていた中型犬が祖先であるという「本州起源説」もあります。ソフトバンクのCMで一躍有名になったタレント犬「カイ」が北海道犬だったことから、ホワイトの印象が強い犬種ですが、被毛のバリエーションは多彩です。
元動画は→こちら
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