フェカリス1000～原材料から添加物の安全性まで

　「フェカリス1000」はバンガードインターナショナルフーズが製造・販売している犬向けの総合栄養食です。日本国内に暮らす犬を想定し、基本的には低脂肪・低カロリー設計になっています。また人間への使用が禁止された原材料は不使用、人工の防腐剤・着色料・香料は不使用をコンセプトとしており、原材料の仕入先国まで細かく公開されています。真空パック包装は油の酸化を防ぐためとのこと。
　超微小化（ナノ化）し、加熱濃縮処理した腸球菌の一種「エンテロコッカス・フェカリス」を含んだシリーズで、公式サイトでは「チキン」「タラ」「ホース」「ポーク」「ビーフレバー」「サーモン&大麦」の6種類が紹介されています。すべてウェットタイプです。 チキン タラ ホース ポーク ビーフレバー サーモン&大麦 種類と成分保証値

種類	タンパク質	脂質	カロリー （kcal/g）
チキン	6%	3%	0.61
タラ	3%	0.5%	0.27
ホース	6.5%	2.5%	0.55
ポーク	5%	4.5%	0.69
ビーフレバー	4.5%	1%	0.47
サーモン&大麦	5%	1%	0.59

料金・価格 給餌目的 フードのタイプ 対象年齢 原産国 製造・販売 公式情報 NEXT：原材料と添加物リスト

　「フェカリス1000」では微量元素（ミネラル）に至るまで原産国が明記されています。日常的な主食として給餌できる総合栄養食ではあるものの、1g当たりの熱量が0.27～0.69kcalと極端な低カロリーに抑えられていますので栄養不足にご注意下さい。
　商品で採用されているのはエンテロコッカス・フェカリスのうち「EC-12」という菌株です。メーカーに問い合わせた所、商品名の「1000」は1袋に1000億個（＝20億個/g）という意味で、体重に関わらず犬1頭における1日の摂取推奨量を1000～2000億個に設定しているとのこと。
　「サーモン&大麦」に大麦が用いられている以外、シリーズに穀類は含まれていませんので「グレインフリー」という区分になります。またビタミンEは用途の記載がなかったため、酸化防止剤ではなく必須ミネラルとしてカウントしてあります。 素材・添加物の区分と安全性