シーザー（Cesar）®ドライ～原材料から添加物の安全性まで

　「シーザー（Cesar）®ドライ」はマースジャパンリミテッドが製造・販売している犬向けの総合栄養食です。
　公式サイトでは1～10歳までの成犬用が4種（チキン超小粒・チキン小粒・ラム・ツナ）、11～13までの高齢犬用（チキン）が1種、14歳以上の老犬用（チキン）が1種類紹介されています。すべてドライタイプです。 成犬用・チキン小粒 成犬用・ラム小粒 成犬用・ツナ小粒 14歳以上用・チキン小粒 種類と成分保証値

種類	タンパク質	脂質	カロリー （kcal/g）
成犬用 チキン超小粒	25%	12%	3.55
成犬用 チキン小粒	25%	12%	3.55
成犬用 ラム	25%	12%	3.45
成犬用 ツナ	25%	12%	3.55
11歳以上用	25%	12%	3.55
14歳以上用	25%	10%	3.40

料金・価格 給餌目的 フードのタイプ 対象年齢 原産国 製造・販売 公式情報 NEXT：原材料と添加物リスト

　「シーザー（Cesar）®ドライ」の鶏脂はオメガ3および6脂肪酸の供給源として使用されているようです。これら不飽和脂肪酸の効果に関しては「犬にオメガ3脂肪酸（DHA・EPA）を与えると何がどう変わる？」で詳しく解説してあります。
　酸化防止剤としては人間用の食品にはほぼ用いられることがないブチルヒドロキシアニソール（BHA）とジブチルヒドロキシトルエン（BHT）が採用されています。安全性に関してはリンク先をご参照下さい。
　14歳以上用にだけ含まれているトリポリリン酸塩（STPP）とは厚生労働省によって指定添加物の「製造用剤」として認可されている成分です。食品の変色を防止したり練り製品の結着力を増大させるため他の縮合塩とともに利用され、使用基準は特に定められていません。製品ラベルに用途が記載されていないため、当ページ内では便宜上「サプリメント」に区分しました。
　11歳および14歳以上用に含まれているグリコサミノグリカンの効果に関しては「コンドロイチンとグルコサミンが犬猫の関節に良いというのは本当？」をご参照ください。 素材・添加物の区分と安全性