トップ犬の食事ドッグフード製品・大辞典いなばスティック総合栄養食

いなばスティック総合栄養食~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「いなばスティック総合栄養食」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年12月)

いなばスティック総合栄養食の基本情報

 「いなばスティック総合栄養食」はいなばペットフード株式会社が製造・販売している犬向けの総合栄養食です。1805年頃、初代稲葉由蔵がかつお節の製造を行ったのが親企業である「いなば食品株式会社」の始まりで、1930年代の缶詰生産、1950年代のペットフード生産を経て、1997年にペットフードを専門に手掛ける「いなばペットフード株式会社」が発足しました。
 ペーストよりも固く、ドライフードよりも柔らかい魚肉ソーセージくらいの固さに仕上げたスティックタイプで、公式サイトでは「とりささみ」をベースの素材とし「チーズミックス」「ビーフミックス」が紹介されています。すべてウェットタイプです。
とりささみ+チーズ とりささみ+ビーフ 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal/本)
製品共通6.5%4.0%13
料金・価格
内容量は1本15gで、4本入りと20本入りというバリエーションがあります。一般の通販サイトや量販店などで購入が可能です。
給餌目的
総合栄養食
フードのタイプ
ウェット(※水分含量86%以下)
対象年齢
成長が止まった成犬
原産国
日本
製造・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

いなばスティック総合栄養食の原材料と添加物

 「いなばスティック総合栄養食」と同じスティック状をしたおやつもありますので混同にご注意下さい。総合栄養食ではないため、そればかり与えていると何らかの栄養素が欠乏してしまう恐れがあります。 いなばの「スティック」にはおやつと総合栄養食がある  「キトサン」とはカニやエビなどの甲殻類の外骨格から得られる多糖類の一種です。グリコサミノグリカンの効果に関しては「コンドロイチンとグルコサミンが犬猫の関節に良いというのは本当?」をご参照ください。
素材・添加物の区分と安全性
  • 肉類「肉類」とは哺乳動物や鳥(家禽)の生肉、内臓と体の一部から生じる全ての副生物のことを指します。いなばスティック総合栄養食に含まれる肉類は以下です。
    鶏肉, チキンエキス, 牛肉・ビーフエキス,
  • 糖類糖類(とうるい)は栄養学的に糖質(炭水化物)と呼ばれるもの全般を指します。腸内細菌叢によって代謝される食物繊維の一部も糖類に含まれます。いなばスティック総合栄養食に含まれる糖類は以下です。
    ☞キトサン
  • 乳類乳類は生乳とその加工物や加工副生物全般のことを指します。いなばスティック総合栄養食に含まれる乳類は以下です。
    チーズ
  • 油脂類油脂類は植物から取れる油、および動物から取れる脂の総称で、その加工物まで含まれます。いなばスティック総合栄養食に含まれる油脂類は以下です。
    鶏脂, 大豆油
  • でん粉「でん粉」とは単糖が9つ以上組み合わさってできる多糖類の一種です。いなばスティック総合栄養食に含まれるてんぷん類は以下です。
    加工でん粉, でん粉
  • 藻類藻類には海藻とその加工物すべてが含まれます。いなばスティック総合栄養食に含まれる藻類は以下です。
    ☞寒天
  • 着色料着色料とはフードに色を付けるために加えられる物質の総称です。いなばスティック総合栄養食に含まれる着色料は以下です。
    紅麹色素
  • 増粘安定剤増粘安定剤とはフードに粘り気をもたせて形を安定させるために加えられる物質の総称です。いなばスティック総合栄養食に含まれる増粘安定剤は以下です。
    ☞増粘多糖類
  • サプリメントサプリメント(その他)とは添加物の分類が難しいときに用いられるカテゴリです。犬の健康に影響を及ぼす可能性がある微量成分が含まれます。いなばスティック総合栄養食に含まれるサプリメント類は以下です。
    緑茶エキス, 酵母エキス, ビタミン類, ミネラル, タンパク加水分解物
含まれていない添加物 いなばスティック総合栄養食に保存料発色剤酸味料・調味料酸化防止剤は含まれていません。