トップ犬の食事ドッグフード製品・大辞典d.b.f®シニア犬の食事

d.b.f®シニア犬の食事~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「d.b.f®シニア犬の食事」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年7月)

d.b.f®シニア犬の食事の基本情報

 「d.b.f®シニア犬の食事」は新潟県に本社および自社工場を置くペットフードメーカー「デビフペット株式会社」が製造・販売する総合栄養食です。「ペットの餌を作る会社ではなく食事を提供する会社である」をモットーに、おいしさと機能性を兼ね備えた商品の開発に努めているとのこと。なおデビフではウェットタイプの栄養補完食をたくさん取り扱っていますが、当サイト内では総合栄養食だけをご紹介します。
 「d.b.f®シニア犬の食事」はささみを主原料とした高齢犬向けのウェットタイプシリーズで、公式サイトでは味の異なる3種(さつまいも・すりおろし野菜・軟骨)が紹介されています。
ささみ&さつまいも ささみ&すりおろし野菜 ささみ&軟骨 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal/g)
さつまいも9%1.5%0.70
野菜9%2.5%0.80
軟骨10%4%0.95
料金・価格
内容量は1缶85gで、一般の通販サイトや量販店などで購入が可能です。
給餌目的
総合栄養食
フードのタイプ
ウェット(※水分含量86%以下)
対象年齢
シニア犬向け(※具体的な年齢区分なし)
原産国
日本
製造・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

d.b.f®シニア犬の食事の原材料と添加物

 「d.b.f®シニア犬の食事」はシニア犬を対象とした、シンプルな素材構成のウェットタイプ総合栄養食です。「シニア」の定義は明確でなく、また犬種指定もありません。メーカーはあからさまにアピールはしていませんが、主要穀類(お米・とうもろこし・小麦)を使用していませんので「グレインフリー」と呼ぶこともできるでしょう。
 魚油はDHA(ドコサヘキサエン酸)の供給源として使用されているようです。不飽和脂肪酸の効果に関しては「犬にオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)を与えると何がどう変わる?」で詳しく解説してあります。またグリコサミノグリカンの効果に関しては「コンドロイチンとグルコサミンが犬猫の関節に良いというのは本当?」をご参照ください。
素材・添加物の区分と安全性
  • 肉類「肉類」とは哺乳動物や鳥(家禽)の生肉、内臓と体の一部から生じる全ての副生物のことを指します。d.b.f®シニア犬の食事に含まれる肉類は以下です。
    鶏肉(ささみ・レバー), 豚軟骨(軟骨のみ)
  • 豆類豆類は豆そのものやその加工物、および加工する際に出た副生物全般を含みます。d.b.f®シニア犬の食事に含まれる豆類は以下です。
    グリーンピース(野菜のみ)
  • 野菜類野菜類には野菜やその加工物全般が含まれます。d.b.f®シニア犬の食事に含まれる野菜類は以下です。
    キャベツエキス(野菜と軟骨のみ), ニンジン(野菜のみ)
  • 糖類糖類(とうるい)は栄養学的に糖質(炭水化物)と呼ばれるもの全般を指します。腸内細菌叢によって代謝される食物繊維の一部も糖類に含まれます。d.b.f®シニア犬の食事に含まれる糖類は以下です。
    グルコサミン塩酸塩, 砂糖
  • 油脂類油脂類は植物から取れる油、および動物から取れる脂の総称で、その加工物まで含まれます。d.b.f®シニア犬の食事に含まれる油脂類は以下です。
    魚油, 大豆油
  • でん粉「でん粉」とは単糖が9つ以上組み合わさってできる多糖類の一種です。d.b.f®シニア犬の食事に含まれるてんぷん類は以下です。
    さつまいも(さつまいものみ), じゃがいも(野菜のみ)
  • 増粘安定剤増粘安定剤とはフードに粘り気をもたせて形を安定させるために加えられる物質の総称です。d.b.f®シニア犬の食事に含まれる増粘安定剤は以下です。
    ☞増粘多糖類(※詳細明記なし)
  • サプリメントサプリメント(その他)とは添加物の分類が難しいときに用いられるカテゴリです。犬の健康に影響を及ぼす可能性がある微量成分が含まれます。d.b.f®シニア犬の食事に含まれるサプリメント類は以下です。
    ☞ビタミン類, ミネラル
含まれていない添加物 d.b.f®シニア犬の食事に着色料保存料発色剤酸味料・調味料酸化防止剤は含まれていません。