トップ犬の心を知る犬のカーミングシグナル犬がおしっこをする

犬がおしっこをするときの意味を写真と動画で徹底解説!

 犬のカーミングシグナルをクイズ形式でまとめました。問いにある写真を見て犬が何と言っているのか当ててみてください。下にスクロールすると答えが出てきます。サンプル動画や写真もあわせてご紹介しますので、楽しみながら犬の言葉を学びましょう!
 なお、犬の言葉・気持ち犬の心を読む訓練も合わせてご参照ください。

犬がおしっこをする状況

 散歩中に出会った2頭の犬。お互いのお尻のにおいを嗅いでいたかと思うと、一方がおしっこを!さて、おしっこをした犬の気持ちは? 「犬がおしっこをする」・設問写真

犬がおしっこをする意味の解説

「犬がおしっこをする」・解答と解説  おしっこをするというカーミングシグナルは、相手に対して自分をさらけ出し、敵意がないこと、そして仲良く付き合っていきたいという親愛の情を伝えるときに用いられます。
 「嗅覚の動物」と呼ばれるほど鼻がよい犬にとって、おしっことは相手の素性を知るための重要な情報源です。その情報源を相手の前でさらすということは、相手に対してある程度心を開いていないとできない行動と言えます。
 またただ単に、気持ちが落ち着かないときに「エアーオシッコ」のようなことをします。これはいわゆるおしっこをする振りのことですが、自分にとって落ち着く動作をすることで、高ぶった感情を鎮めようとしているのかもしれません。さらに以下に述べるように他の犬に対して自分を誇示するというパターンもありそうです。
足上げ誇示  片足を挙げておしっこすることを「足上げ排尿」と呼ぶのに対し、足を上げはするもののおしっこが出ないときは「足上げ誇示」(Raised Leg Display, RLD)などと呼ばれます。Bekoffは、他の犬が視界に入っているとき、明らかに足挙げ誇示行動が増えることから、「他の犬に対して自分の存在を誇示するためにこのような行動をとるのだろう」と推察しています。 犬と猫の行動学(インターズー)
 カーミングシグナルとしての「おしっこをする」という行為は、人間界でいうと「相手を部屋に呼んで本棚を見せる」という行為に近いかもしれません。まず、人として信用できないような相手は自分の部屋に入れないでしょう。そして相手に対して心を開いていないと、自分の好みや性格が如実(にょじつ)に反映された「本棚」という聖域を見せることもないと思います。犬にとっておしっこを相手にしてみせるという行動は、人間が他人に本棚を見せるように、自分をさらけ出し、相手を信用しているというメッセージをもっていると考えられます。 犬の鼻・嗅覚

犬がおしっこをする動画

 以下でご紹介するのは、犬がおしっこをする瞬間をとらえた動画です。
元動画は⇒こちら
 ドッグランで犬たちが初対面のあいさつをしています。すると一匹の大型犬が女性のそばにより、おもむろにおしっこをしました。これは犬が女性を馬鹿にしているわけではなく、「私はこういうものです」といった具合に、女性に対して名刺を差し出す行為に近いと考えれられます。
 犬がトイレに失敗したとき、大声を出してはいけないというのがセオリーですが、これにはいくつかの意味がありそうです。まず「おしっこをしたら飼い主さんがかまってくれる!」と勘違いさせないことが一つ。そして「せっかく親愛の情を示したのに怒られた・・」という理不尽な罰を与えないことがもう一つの理由です。犬にとっておしっことは、いらなくなった水分を対外に排出するだけではなく、「縄張りのマーキング」や「個人情報の開示」といった複雑な意味がありますので、状況に応じておしっこの意味を解釈し、やみくもに怒鳴りつけるのは避けたいものですね。 犬のトイレの失敗