トップ犬の種類あ行に属する犬の種類ウェルシュコーギーカーディガン

ウェルシュコーギーカーディガン

 ウェルシュコーギーカーディガンの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ウェルシュコーギーカーディガンの基本情報

ウェルシュコーギーカーディガン
  • 体高
    オス⇒ 27~32cm
    メス⇒ 25~30cm
  • 体重
    オス⇒ 13~17kg
    メス⇒ 11~15kg
  • 分類
    ハーディンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ウェルシュコーギーカーディガンの歴史・ルーツ

ウェールズの位置  ウェルシュコーギーの起源は非常に古く、紀元前1200年頃に中央ヨーロッパから移住したケルト民族がイギリス・ウェールズ(右地図)に連れ込んだ犬だと考えられています。このうちカーディガンシャー地方で発展した犬種を「ウェルシュコーギー・カーディガン」、フラマン人の織物職人と共にペンブロークシャー地方に移住して、そこで発展した犬種をウェルシュコーギー・ペンブロークと呼びます。
 元々の仕事は牧畜犬で、特に牛、羊、ポニーなどの大型家畜のとりまとめに秀でていました。自家の牛が敷地から出て行かないように見張り、また他家の牛が敷地に紛れ込んできたらそのかかとに噛み付いて追い返すと言った器用な仕事をこなしていたと言います。コーギーの低い体高は牛の反撃をかわすときに有利でした。
 カーディガン種とペンブローク種の間には多くの類似点があり、また1925年に開催されたイギリスのドッグショーでは同一犬種として扱われたこともあって、両犬種の混血が促進されてしまいました。その結果、両犬種は更に類似性を深めるとこになります。しかしその後はクラス分けが進み、1934年には「カーディガン」と「ペンブローク」が別犬種として分類されました。現在はそれぞれの特質を強調する方向で育種が続けられています。
 ウェルシュコーギー・カーディガンの犬名は、「ウェールズ地方の小さな犬」を意味する「ウェルシュコーギー」と、発展した地方名である「カーディガン」を合わせたものです。意味としては「ウェールズのカーディガンシャー地方にいる小さい犬」といった感じになります。

ウェルシュコーギーカーディガンの性格・特徴

 ウェルシュコーギー・カーディガンの性格は活発、社交的です。かつての牧畜犬としての習性からか、時々かかとに咬みつく癖がある個体もいますので注意が必要です。
 身体は、ウェルシュコーギー・ペンブロークと非常に類似していますが、カーディガンの方は尾が長く、耳の先端が丸い、ペンブロークは逆に尾が短く、耳の先端が尖っているという相違点も見受けられます。被毛色は豊富で、レッド、サーブル、ブリンドル、ブラックなどがあります。

ウェルシュコーギーカーディガンのお手入れ・注意点

 ウェルシュコーギー・カーディガンには、毎日かなりの運動量が必要です。長めの散歩や体を大いに動かすようなゲームを取り入れると喜ぶでしょう。被毛の手入れは週1回ほどのブラッシングで十分でしょう。

ウェルシュコーギーカーディガンの動画

 以下でご紹介するのはウェルシュコーギーカーディガンの動画です。
 ウェルシュコーギーカーディガンの歴史は古く、紀元前1200年ごろ、ウェールズに移住してきたケルト人が持ち込んだ血統が祖先だとも考えられています。現在のカーディガンの基礎になっているのは、1920年代にいた「ボブ・ルイド」(Bob Llwyd)という名の犬です。
 ペンブローク種との違いは、体毛のパターンのほか、しっぽが長いという点です。体長がほぼ1ヤード(91センチ)であることから「ヤードロングドッグ」と呼ぶ人もいます。胴長短足のため、家畜に蹴られる危険性は少ない反面、ヘルニアを始めとする背骨関連の病気にややかかりやすい傾向があります。ペットとして飼う場合は高い場所への上り下りやジャンプ運動などはなるべく控えたほうがよいでしょう。
元動画は→こちら
ウェルシュコーギーカーディガントップへ