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犬・猫の卸売・ブローカー

 ペットの卸売・ブローカーとは、繁殖業者と小売業者の間に立ち、売買をスムーズに成立させる人のことです。卸売業を専業で行っている事業者はほとんどなく、大多数は生産・小売などとの兼業という形で携わっているのが特徴といえます。なお、日本国内では犬猫取扱業者の半数以上が、何らかの形で関わっていると推計されます。

卸売・ブローカーの現状

 卸売(おろしうり)とはいわゆるブローカー(仲買人)のことです。平成20年6月に公正取引委員会事務総局が公表した「ペット(犬・猫)の取引における表示に関する実態調査報告書」の中では、その業務内容について複数のブリーダーにおける在庫状況を常時把握して小売業者に情報提供を行い、小売業者から注文をとる。そして該当する生体をブリーダーから仕入れ、小売業者に販売することで、在庫を抱えずに販売を行っていると報告されています。
 しかしその業態は単純ではなく、そのほとんどがブリーダー業及び小売業と兼業で行っているとのこと。平成13年度に環境省が行ったアンケート調査「犬・猫の調査結果」によると、流通過程の業務区分、および商品の流れは主に以下のようになっています。
犬猫流通過程の業務区分と経路
犬猫流通過程の業務区分 犬・猫の主な流通経路  このように商品としての犬や猫が、複雑なルートを経巡って、最終的にペット飼育者の元へ届けられています。
 なお、「ペット業界の舞台裏」(WEDGE Infinity)によると、せり市・オークションに参加できない業者の代行をしたり、何らかの理由で市場に出入り禁止になった業者の仕入れを代行する卸売業者などもいるようです。また、せり市・オークションで売れ残ってしまった犬猫を、せりが終わった後に二束三文で買い取り、転売する業者の存在も指摘されています。
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