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カルストシェパード

 カルストシェパードの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

カルストシェパードの基本情報

カルストシェパード
  • 体高
    オス⇒ 57~63cm
    メス⇒ 54~60cm
  • 体重
    オス⇒ 30~42kg
    メス⇒ 25~37kg
  • 分類
    Group2(FCI)
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

カルストシェパードの歴史・ルーツ

 カルストシェパードの起源は、スロベニア西南部からイタリア北東部にかけて広がるカルスト台地において、羊飼いや遊牧民と共に暮らしてきた牧羊犬だと考えられています。
 1689年、スロベニアの民族誌学者がこの地に生息する犬について記述していますが、これが現在のカルストシェパードを指しているのかどうかは定かではありません。
 1900年代に入ると、カルスト台地に暮らす犬たちは統一して「イリリアンシェパード」と呼ばれるようになりました。その後1968年、カルストシェパードとシャルプラニナッツがそれぞれ独立犬種としてユーゴスラビアの犬種協会に公認されています。
 2009年からは、個体数増加のための繁殖プログラムが開始されました。ただし、同一血統を用いることによる弊害を避けるため、1頭のオス犬は最大で3腹の子種しか提供できないという制限付きです。

カルストシェパードの性格・特徴

 カルストシェパードの性格は、独立心旺盛で見知らぬ者に対して強い警戒心を示します。
 被毛は長く直毛で、豊富なアンダーコートを持っています。首周りのアウターコートは特に長く、ライオンのたてがみのようです。色はアイアングレーを基調とし、腹部から足先に向かうにつれて緩やかにライトグレー~サンディカラーに変わっていきます。顔にかかったダークマスクも特徴の1つです。耳と尻尾は垂れています。

カルストシェパードのお手入れ・注意点

 カルストシェパードには毎日最低でも1時間以上の運動をさせてあげる必要があります。被毛の手入れは、週に1~2回のブラッシングを基本とし、換毛期においては+1~2回行ってあげましょう。

カルストシェパードの動画

 以下でご紹介するのはカルストシェパードの動画です。
 カルストシェパードは1900年代、2つの大戦や旧ユーゴスラビア紛争などによって個体数が激減したため、窮余の策としてニューファンドランドの血統が用いられたと言われています。地元では「クラシェヴェッツ」(krasevec)と呼ばれます。
元動画は→こちら
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