トップ犬の種類や・ら・わ行に属する犬の種類ロットワイラー

ロットワイラー

 ロットワイラーの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ロットワイラーの基本情報

ロットワイラー
  • 体高
    オス⇒ 61~69cm
    メス⇒ 56~64cm
  • 体重
    オス⇒ 41~59kg
    メス⇒ 41~59kg
  • 分類
    ワーキンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ロットワイラーの歴史・ルーツ

 ロットワイラーの起源は、古代ローマ軍が現在のドイツに侵攻する際に同行した古い犬種だと言われています。この犬は、兵士の食糧となる家畜の追い犬として軍の遠征に同行し、夜は番犬としても役立ったと考えられます。犬は以後ドイツに定着し、現在のロットワイラーの基礎犬となりました。
 ロットワイラーはドイツにおいて長い間、家畜業者によって飼育されていました。そのため「肉屋の犬」(metzgerhund)と呼ばれていた時期もあります。しかし1800年代中頃になると、物流が鉄道やロバによる荷車引きに取って代わられるようになり、ロットワイラーの出番が徐々に減っていきました。そして1800年代の後半にもなると、一時絶滅の危機に瀕してしまいます。
 1900年代初頭、犬種の危機を憂いた一部の愛好家たちが立て続けに犬種クラブを設立し、個体数の増加に尽力しました。その結果、1930年代にはドッグショーデビューを飾るほど勢いを盛り返しています。
 犬名は、この犬が長い間育種されてきたドイツの「ロットワイル地方」にちなんでいます。当地において、古代ローマ時代の大浴場に用いられていた赤いタイル(Rote Wil)が大量に発掘されたことから、この地名になったといわれています。

ロットワイラーの性格・特徴

 ロットワイラーの性格は、大胆で勇敢、警戒心が強く自信に満ちていますが、やや頑固で、見知らぬ人に対しては警戒心を示します。
 身体は、粗い直毛が密に生えた被毛を有しており、非常に力が強く、飼う側には熟練を要します。被毛色は、黒地にマホガニー、もしくはサビ色のマーキングと規定されています。
 大型犬全般に言えることですが、健康面では股関節形成不全症に対する注意が必要です。

ロットワイラーのお手入れ・注意点

 ロットワイラーには毎日適度な運動が必要です。比較的長時間の散歩やジョギングをさせるとよいでしょう。暑い気候が苦手ですので、夏場は熱中症や脱水症状に注意します。被毛のケアは時々ブラッシングをしたり、むだ毛を取り除くだけで充分です。

ロットワイラーの動画

 以下でご紹介するのはロットワイラーの動画です。
 アレクサンドラ・デイの「Good Dog, Carl」という本に登場して親しまれている一方、アメリカにおいては危険な犬種として幾つかの市では飼育が禁止されています。そのためロットワイラーの飼い主の傷害保険加入が断られるケースもあるとか。頭蓋骨と顎関節が大きいため、噛む力は1インチ四方(6.5平方センチメートル)で320ポンド(144キロ)に及びます。被毛はワンパターンで、唇が黒で、口周り、足先、肩、胸、目の上に茶色というパターンのみです。米国では過剰な繁殖による関節のトラブルが問題となっています。ダブルコートですので換毛期には頻繁にブラッシングしてあげましょう。
元動画は→こちら
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