トップ2015年・犬ニュース一覧3月の犬ニュース

3月の犬ニュース

 2015年3月の犬に関するニュースをまとめました。一番上が最新で、下にスクロールするほど記事が古くなります。記事内にリンクが貼られていることもありますが、古い記事の場合はリンク切れの時がありますのでご了承下さい。

3月31日

【ベルギー】クラフツのドッグショーでチャンピオンになったローデシアンリッジバックの「マック」(Mak)が、オーナーと森の中を散歩中、何者かによって射殺されるというおぞましい事件がありました。
 オーナーのドロシーさんによると、最初の一発は唇をかすめ、2発目は脊髄を砕いたとのこと。血の海の中で倒れている姿を発見したときには、合計4箇所の銃創が見つかったそうです。マックは目立つ青色の首輪をしており、シカやイノシシなどの野生動物と間違える可能性が低いことから、何者かが意図的に犬を標的にしたと見られています。ちなみにベルギーでは、同じくドッグショーで入賞を果たしたアイリッシュセターの「ジャガー」が、何者かによって毒を盛られて命を落としたばかり。 Source---EXPRESS
森の中で凶弾に倒れた「マック」(Mak)

3月27日

 ポーランドで生まれたチワワの「トゥーダ」(Toudi)が、世界最小の犬としてギネスワールドレコードに載るのではないかと騒がれています。
 「トゥーダ」(Toudi)はポーランド・ヴロツワフ生まれのチワワ。3月末の時点で12週齢を迎えますが、体高7cmの体重300gという極小サイズです。このまま成長すれば、1歳になった時点でギネスワールドレコードにおける「世界最小の犬部門」に載るのではないかと期待されています。なお、現在の記録保持犬は、「世界一小さい犬・体高部門」がミラクルミリーの9.65cm、「世界一小さい犬・体長部門」がヘブンセントブランディの15.2cmです。 ミラクルミリー ヘブンセントブランディ Source---DailyMailOnline
世界最小犬候補となっているポーランドのチワワ「トゥーダ」

3月25日

 佐賀県は24日、犬や猫の殺処分数を減らすための譲渡専用施設「いっしょけんね」を武雄市に開所しました。
 当施設は、県内では初となる犬猫の譲渡に特化した施設。広さは木造平屋建て132平方メートルで、犬なら6匹、猫なら10匹程度まで収容が可能です。センターの運営は民間委託で、常駐している職員が動物の世話をし、獣医師やトリマーなどの業務を助けるとのこと。
 開館は8:30~17:15で、保護された動物たちを見学できるのは10時から4時の間(正午からの1時間を除く)。引き取り希望者は、センター内で事前講習を受け、病気時に動物病院に連れて行く意思確認などを盛り込んだ誓約書にサインする必要があります。休館は土日祝日と年末年始(第4日曜除く)。 Source---佐賀新聞
佐賀県武雄市に開所した譲渡専用施設「いっしょけんね」

3月24日

 原因も感染経路も発症機序もまるで分かっていない致死的な奇病「アラバマロット」が、とうとう本国アメリカを抜け出し、イギリスで猛威を振るい始めました。
 「アラバマロット」(Alabama rot)は1980年代、グレイハウンド特有の病気としてアメリカで報告された奇病。皮膚や腎臓の毛細血管を傷害し、急性の腎不全を引き起こして患犬を死に至らしめるという恐ろしい病気です。
 本国アメリカ以外では極めて稀にしか見られませんでしたが、今年に入り、この病気が原因と考えられる死亡例がイギリスで多数確認されるようになり、愛犬家たちを震え上がらせています。「アラバマロット」が疑われるケースは103に及び、その内少なくとも52頭は死亡したとのこと。懸命な研究にもかかわらず、いまだに原因、感染経路、発症機序がまったくわかっておらず、ただその致死性の高さだけが異様に目立っています。
 症例はイギリス全土に散らばっており、また本国アメリカと違って、グレイハウンドのみならずイングリッシュスプリンガースパニエル、フラットコーテドレトリバー、ラブラドールレトリバー、ドーベルマンといったあらゆる犬種を対象としているようです。人医学の領域における「溶血性尿毒症症候群」に比較的似ていることから、この病気が原因解明のヒントになるのではないかと期待されています。なお、原因が分かっていないので必然的に予防法もわからず、「症状が出たらすぐ病院に連れていくように」といった曖昧なアドバイスしか出されていないのが現状です。 Source---DailyMailOnline
謎の奇病「アラバマロット」(Alabama rot)の皮膚症状

3月23日

 アリゾナ大学は、高齢の人間と犬が同居しているとき、犬が人の腸内細菌叢に対して「プロバイオティクス」(善玉菌)の効果を与えるかどうかを明らかにするための実験を開始しました。
 実験を主導しているのは、人間と動物の共生関係についての研究を行う、アリゾナ大学に新設された「Human-Animal Interaction Research Initiative」という機関。過去の研究では、犬と人間が同居している場合、お互いの腸内細菌叢が近づきあうという現象が確認されていますが、今回の実験ではそこから一歩進み、「犬との同居が高齢者の腸内細菌叢を善玉優位に好転させるかどうか?」が検証されます。
 人間の側の参加資格は、50歳以上であることと健康であること、過去6ヶ月間犬と暮らしておらず抗生物質を投与されていないことなど。一方、50頭の犬たちはすべて南アリゾナ動物愛護協会にいる保護犬たちです。まず人間と犬双方の腸内細菌、食事内容、運動の程度、免疫力がチェックされ、共同生活が始まってから1ヶ月ごとに計3回、上記項目が追跡モニターされます。
 もし人間の腸内細菌叢に好転が見られた場合は、犬の存在がちょうどヨーグルトの含む「プロバイオティクス」のような効果をもたらす可能性が示されることになります。
 犬とのキスは愛情を確かめる上で重要なコミュニケーションの1つですが、 犬から人間へは「パスツレラ菌」が、そして人間から犬へはある種の歯周病菌が移ることが確認されています。一長一短ですので、基本的に積極的な唾液交換は控えたほうがよいでしょう。
Could man's best friend be man's best medicine?
唾液交換を通じて犬と人間の腸内細菌叢が近似化する

3月20日

 何者かに盗まれた犬が、約半年ぶりに飼い主と再会したときの喜びっぷりが熱いと話題です。
 飼い主との再会を果たしたのは、1歳になるウィペットのジャスパー。先週、イギリス南部のウエストサセックス州にあるヒース動物病院に連れてこられた彼を、獣医師がスキャンしたところ、マイクロチップから元の飼い主が判明。知らせを受けたマイケル・フォードさんは、さっそく100マイル離れた場所から病院を訪れ、約半年ぶりにジャスパーと再会することができました。発見された時、ジャスパーはやせ細った状態で移動式トレーラーに繋ぎ留められていたことから、ペットナッピング(ペット動物の誘拐)の被害に遭ったものと考えられています。 迷子犬の探し方 Source---The Telegraph

3月18日

【海外】ハイウェイのガソリンスタンドで飼い犬を置き去りにしたドライバーが非難の的になっていますが、「置き去りにする→犬が車を追いかける」というこの危険極まりない追いかけっこが、実は日常的に行われている可能性が浮上してきました。
 事の発端は今週の月曜、とある女性が、ルイジアナ州ニューオリンズ郊外にあるガソリンスタンドにおいて、犬を置き去りにする飼い主の姿を目撃したこと。彼女はとっさにその現場を携帯電話で撮影してネット上にアップしたところ、瞬く間に広がり、「動物虐待だ!」という非難の声が集まっていました。 地元で活動を続けるルイジアナ動物愛護協会でも、300ドルの報奨金を用意して目撃情報の収集に当たっていましたが、複数の証言から、どうやらこの行為が日常的に行われているらしいことが分かってきました。話によると、飼い主の男性はガソリンスタンドの近くに暮らしており、毎日このガソリンスタンドで職場に向かう車に同乗させてもらっているとのこと。そしてどういうわけか犬を連れてきて、そのまま屋外に放置して行ってしまうというのです。
 愛護協会のジェフ・ドーソン氏は「いずれにしてもひどい話だ」としてこの飼い主に対する嫌悪感を強めています。係留していない状態の犬をハイウェイに置き去りにするという行為は、それが遺棄であろうとなかろうと、犬が車にはねられる可能性を高めるほか、犬を避けようとしたドライバーが事故を起こす危険性も高めるもの。日本でも3月5日午後10時ごろ、長野県阿智村の中央自動車道上り線で、無職の女性(66)が車中から逃走したコリーを追い掛けるうちに本線へ出てしまい、轢かれた犬は死亡、女性は一命を取り留めたものの、骨盤骨折の重傷を負うという事故が発生したばかりです。 Source---WWLTV.COM
ハイウェイで飼い主の車を追いかける犬

3月16日

【海外】人のために多大なる貢献をした犬を表彰する「Friends for Life」賞において、食肉加工される寸前に救助されたミックス犬の「ミラクル」が大賞に選ばれました。
 「Friends for Life」は、ペットフードメーカーの「ユーカヌバ」がスポンサーとなって授与される賞。世界最大級のドッグショー「Crufts」における恒例イベントになっています。今年は200頭に及ぶエントリーの中から最終候補として4頭が残っていましたが、オンライン投票の結果、ミックス犬の「ミラクル」が栄冠を手に入れました。
 「ミラクル」はヴェトナムのハノイからタイ国内に密輸入された犬のうちの一頭。非合法の犬肉レストランに届けられるところを、ぎりぎりでプーケットを拠点にして活動する「Soi Dog Foundation」に救出されました。その後、スコットランドのストラスグラスに暮らすアマンダさんに引き取られ、第二の犬生をスタートさせたそうです。
 ミラクルは、アマンダさんの息子で、脳性まひと自閉症を患う「カイル」(6歳)とも大の仲良し。他人とうまくコミュニケーションを取れず、かんしゃくを起こした時などは、すぐさまミラクルが彼の元に駈け寄り、顔を舐めてなだめてあげるといいます。こうしたミラクルの献身的な姿勢が評価され、今回の大賞獲得となりました。なお、優勝賞金の1,500ポンド(約27万円)は、「Soi Dog Foundation」と自閉症患者のために使われるとのこと。 Source---Daily Mail Online
「Friends for Life」賞を獲得したミラクル

3月13日

 名古屋市内でセラピー犬として活躍し、今年の1月に12歳で亡くなった「シャネル」の軌跡を追ったフォトエッセーが出版されました。
 ゴールデンレトリバーのシャネルは、高齢者施設や児童福祉施設などでアニマルセラピー活動を行うセラピー犬。元々はドッグショーなどに出場していましたが、2009年、子宮を患ったことをきっかけとして中部アニマルセラピー協会に引き取られました。2011年、セラピー犬としてデビューしてからは、愛くるしい笑顔で病棟患者に元気を与えていたものの、2012年の秋頃から、神経の病気で後ろ脚が不自由になってしまいます。その後、現場に復帰したシャネルの活躍を知った他県の女性が車いすをプレゼントし、再び患者に笑顔を振りまくことができるようになりました。
 今回発売されたフォトエッセー「下半身動かぬセラピー犬 シャネル~緩和ケア病棟の天使たち~」(ブックマン社)は、今年の1月に12歳で亡くなったシャネルの活躍を追ったもの。セラピードッグの中には、ペットホテルに置き去りにされたり、保健所で殺処分される寸前に協会に引き取られたりした犬もいることから、中部アニマルセラピー協会の青木代表は「人間に捨てられた命が、人を救っている現実も知って」と話しています。本はA5変型判、152ページ。1404円。 ブックマン社 下半身動かぬセラピー犬 シャネル(amazon) Source---中日新聞

3月11日

【海外】生まれつき目が不自由なゴールデンレトリバー「スマイリー」が、天性の明るさを生かし、セラピードッグとして活躍中です。
 スマイリー(Smiley)は、カナダのオンタリオ州に暮らすゴールデンレトリバー。およそ10年前、飼い主であるジョアンナ・ジョージさんが、パピーミル(※劣悪な環境で犬を繁殖する業者)からレスキューした犬です。スマイリーは引き取られた当初、テーブルの下に隠れてばかりでしたが、同居していたグレートデンの「テディ」と接しているうちに、徐々に本来の明るさを取り戻していったといいます。
 人間好きの素質を見出したジョアンナさんは、地元の医療機関にスマイリーを連れて行くようになりました。思った通り、スマイリーはすぐに人気者となり、今まで一度も笑ったことがない心を閉ざした患者でさえも、彼を見るやいなや笑顔を見せてくれたそうです。10歳を超えた現在も、地元でセラピードックとして活躍しており、多くの人々に元気を分け与えています。なお飼い主であるジョアンナさんは、決して過保護になるのではなく、自分のことはなるべく自分でさせるように心がけているとのこと。 犬のアニマルセラピー Source---ABC News

3月9日

 8日、東京大学キャンパス内に、忠犬ハチ公と上野博士が再会する場面をモチーフとした銅像が建立され、除幕式が行われました。
 「ハチ」は東京の渋谷駅前で、帰らぬ主人を待ち続けたことで知られる忠犬。ハチの没後80年にあたる今年、東京・文京区の東京大学弥生キャンパス内に、ハチと上野博士がまるで再会を喜び合っているかのような銅像が建てられ、ハチの命日にあたる今月8日、満を持して除幕式が行われました。会場には、像を一目見ようと大学の学生や卒業生など大勢の人が訪れたとのこと。 忠犬ハチ公 Source---NHK News Web
東京大学のキャンパス内にお目見えした新しいハチの像

3月5日

 まだ1歳半であるにもかかわらず、体重が80kg近くにまで成長した巨大ピットブル「ハルク」が話題です。
 ハルク(Hulk)は、アメリカ・ニューハンプシャー州にある「Dark Dynasty K9s」という犬舎で生まれたピットブル。生まれてからまだ18ヶ月しか経っていないのに、体重はすでに175ポンド(79kg)を超え、後ろ足で立ち上がった姿はさながら力士のようです。 犬舎を営むマーロンとリサのグラナン夫妻によると、ハルクはいたっておとなしく、3歳になる息子とも大の仲良しとのこと。人間を襲ったときにしか話題に上がらないピットブルの評判を、少しでも改善したいと語っています。
 なお「ピットブル」の正式名称は「アメリカン・ピットブルテリア」で、アメリカン・スタッフォードシャーテリアより一回り小さい体を特徴とした犬種です。前者はUKC(United Kennel Club)で、後者はAKC(American Kennel Club)で公認されています。 Dark Dynasty K9s(Facebook) アメリカンスタッフォードシャーテリア
1歳半で体重が80kg近くにまで成長した巨大ピットブル「ハルク」

3月2日

 一般社団法人JAPAN DOG DNA CENTERは、DNA解析に基づいた犬の性格特性を、しつけをする際の足がかりとして応用するというユニークなサービスを開始しました。
 当サービスは、神経伝達物質の一種であるドーパミンが、人間の行動特性の内「新規探索傾向」と強くかかわっている可能性があるという理論を根拠にしたもの。犬の遺伝子を用いて同様の傾向を調べたところ、「どうやら人間と似ているようだ」という事実が分かってきたため、始動したようです。
 サービス内容は、まずペットショップ、ドッグトレーナーといった窓口を通して犬のDNA検査を申し込みます(10,800円)。その後、検査結果をもとにして見えてきた犬の性格傾向に合わせたしつけプログラムが、専用のサイトを通して提供されます(登録費用1,080円/月額420円)。
 安易な誤解を避けるためにいくつかの追加情報を併記しておきます。
  • 犬の性格について 犬の性格に関しては、一般的に「C-barq」と呼ばれるスケールで評価されます。これは「非社会的恐怖」、「接触過敏性」、「分離不安傾向」など13の側面から成るものです。神経伝達物質ドーパミンが関わっている(or と推測されている)のは、「新規探索傾向」や「攻撃性」といったほんの一面にすぎません。DNAで犬の性格の全てが分かるというのは早計です。犬の行動特性分析C-barq
  • ドーパミン論について ドーパミンが新規探索傾向と関わっているらしいというのは人間を対象とした研究結果です。犬に関してはまだ明白な関連性が証明されたわけではなく、まだまだこれからの分野といえます。
  • 理論的根拠 サービスの基礎となっているドーパミン理論に関する資料です(英語)。「ほんまかいな?」と感じている方は是非読んでみてください。資料1資料2資料3資料4資料5
JAPAN DOG DNA CENTER