トップ2014年・犬ニュース一覧1月の犬ニュース

1月の犬ニュース

 2014年1月の犬に関するニュースをまとめました。一番上が最新で、下にスクロールするほど記事が古くなります。記事内にリンクが貼られていることもありますが、古い記事の場合はリンク切れの時がありますのでご了承下さい。

1月28日

 ベネッセコーポレーションの「いぬのきもち・ねこのきもち」公式Webサイトでは、アクサ損害保険株式会社協力の下、「2013年度・愛犬愛猫の名前ランキング」をまとめました。
2013年度・犬の名前ランキング
2013年度・犬の名前ランキングトップ10 2013総合名前ランキング Source---いぬのきもち・ねこのきもち

1月17日

 バイクの運転手が放し飼いの犬を避けようとして転倒し、重傷を負ったとして、福岡地裁は犬の飼い主に対し約1,500万円の支払いを命じました。
 事故が起こったのは2008年11月。男性が福岡市内を原付きバイクで走っていたところ、目の前に中型犬が現れたため、とっさに避けようとしましたが転倒。左足骨折の重傷を負ったというものです。
 怪我をした男性は、飼い主の女性に治療費など約2,400万円の損害賠償を要求。これに対し女性側は、「放し飼いの中型犬は自分の犬ではない」と主張していました。
 1月16日に福岡地裁で下された判決では、現場で目撃された中型犬の特徴が女性の飼い犬と一致していたこと、及び付近で同種の犬を飼っていた家庭がないことなどから、「中型犬は女性の飼い犬」と認定。「放し飼いの結果、事故が発生した」と結論付けました。この判決で永井裕之裁判官は「女性は管理義務を怠った過失がある」として、男性に対し約1,500万円の支払いを命じています。 Source---読売新聞

1月14日

 愛知県日進市の児童心理療育施設「わかば館」が、犬を用いたアニマルセラピーを導入し、心理的トラウマを抱えた児童たちへの効果を検証しました。
 アニマルセラピーが試験的に行われたのは、2012年2月から2013年3月にかけての約1年間。セラピー犬として参加したのは、カナダの動物養成施設で適性が認められた13歳のオスのシーズー犬「トムトム」です。被験者となったのは、虐待等により心に深い傷を負った女児3人で、普段は攻撃することで注意を引こうとしたり、ふとしたことでパニックに陥ることがある、比較的症状の重い子ばかり。
 3人の被験者が、トムトムを交えた個人とグループのセッションを合計15回受けたところ、つらい記憶が急によみがえる「フラッシュバック」が緩和したり、人への愛着形成がこれまでよりもスムーズに行えるという効果が認められたとのこと。
 今回の成果は、2013年末に長野県松本市で行われた「日本子ども虐待防止学会学術集会」で発表され、「児童のトラウマ治療に動物を利用する」という新たな選択肢に光を当てました。 犬のアニマルセラピー Source---中日新聞

1月11日

 帯広畜産大は、犬のDNAを調べることで、その犬が将来盲導犬になりやすいかどうかを事前に見分ける方法を開発しました。
 この盲導犬予備試験を開発したのは、帯広畜産大学・家畜生命科学の鈴木宏志教授が率いるチーム。教授らは、盲導犬になれた犬となれなかった犬、合計421匹を調査対象とし、「SNP」と呼ばれる遺伝子配列のわずかな違いを解析しました。その結果、「集中力が高い」、「記憶力がよい」、「性格が穏やか」など、盲導犬に適した性格を作り出す10個のSNPを特定することに成功。この発見により、遺伝子検査をすれば、盲導犬になる確率が高い犬を事前に見分けることが、ある程度可能になりました。
 昨年度、理論に基づいて作成したスクリーニングテストを28匹の犬に対して試したところ、通常は3~4割と言われる盲導犬の合格率が5割にまで上昇。今後の課題は、解析するSNPの数や調査対象とする犬の数をさらに増やし、現在は5割止まりの予測精度を、2年以内に7割以上にまで高めることだといいます。 Source---朝日新聞デジタル

1月6日

 千葉県成田市の「成田ゆめ牧場」では、1月5日から3月1日までの約2ヶ月間、指定した条件に合う犬の入場料が無料になる「第2回犬祭り」を開催します。
 敷地内にあるドッグガーデンへの入場料は、通常であれば大型犬が1,500円、中・小型犬が1,000円。祭りの期間中は1週間ごとに無料となる条件が変わり、5~11日は毛色が白と黒の「牛カラー犬」、12~18日は「おしりの穴丸見え犬」、19~25日は「ミニチュアダックス」、26日~2月1日は「たち耳犬」となります。
 また期間中に限り、犬を連れた来場者にはもれなく「平日おやつプレゼント」か「土日祝日のわんだクジ抽選会」という特典付き。牧場への入場料は中学生以上1,200円、3歳以上700円です。 成田ゆめ牧場

1月6日

 ドイツの首都ベルリンで、犬猫専用のレストラン「ペット・デリ」がオープンしました。
 ペット専用デリがあるのは、ベルリン市内の高級住宅街グリューネワルト。オーナーのダーフィト・シュパニエルさん(31)は、市販のフードで消化不良を起こす愛犬の姿を目の当たりにして、開店を決意したといいます。
 総菜は3~6ユーロ(約430円~850円)、カップケーキなどのおやつは4ユーロ(約570円)とややお高め。ドイツ国内では初の試みということもあり、一部の人は「贅沢で退廃的」だと眉をひそめているとか。 Source---AFP
ドイツ初のペット専用レストラン「ペッツデリ」(PetsDeli)

1月4日

 地球の磁場が安定していると、犬は南北の方角を向いてウンチをするという、奇妙な事実が明らかになりました。
 調査を行ったのはチェコとドイツの研究チーム。調査では、37種類70匹の犬が2年間で見せた、合計7,475回に及ぶ行動が記録されました。行動の具体的内容とは、「ウンチをする」、「おしっこをする」、「ご飯を食べる」、「休憩を取る」などです。
 観察の結果、犬の排便に関して驚くべき事実が明らかになります。それは「地球の磁場が安定しているとき、犬は南北の軸に体を合わせてウンチをする」というものです。この行動は、太陽が沈んで磁場が安定する夜間において、特に強まる傾向があるとのこと。
 磁場の方向、強さ、場所を知覚する「磁覚」は、哺乳類の中では齧歯動物、コウモリ、キツネ、ウシやシカなどに備わっていることが確認されています。今回の研究は、犬にもこの「磁覚」が備わっている可能性を示す、有力な証拠となりそうです。
 おうちのわんちゃんが、ウンチをする前にぐるぐると体を回しているとき、それは地球の「磁場」を探っているのかもしれません。 FRONTIERS IN ZOOLOGY

1月2日

【イギリス】行方不明になった末、瀕死の重傷を負っていた猫を、同居している犬が発見するという出来事がありました。
 行方不明になっていたのは、ケビン・エリントンさん、ルイーズさん夫妻に飼われている5歳のオス猫「スチュワート」。そして猫にとっての命の「恩犬」になったのは、同居しているゴールデンレトリバー「トビー」です。
 スチュワートは外に散策に出た際、近くの道路で交通事故に遭い、瀕死の重傷を負いながら家の裏庭にたどり着き、茂みの中に倒れこんでいました。エリントン夫妻は、スチュワートが普段から外に出歩いていたため、彼の不在をさほど気にしていなかったようです。しかし、同居していたトビーは違いました。
 トビーは庭へ連れ出された瞬間、スチュワートがうずくまっている裏庭へと走り出し、茂みの中に向かって吠え出します。その場からなかなか離れようとしないトビーの様子に異変を感じた夫婦が茂みを覗き込むと、そこには大怪我をして動けなくなっていたスチュワートがいたそうです。
 スチュワートは骨盤や右脚を骨折する重傷で、もしトビーの発見がなかったら、間違いなく死んでいたとのこと。夫婦は、ファインプレーを見せてくれた愛犬を「ヒーロー」と称え、大いに感謝しているということです。 Hero golden retriever Toby Source---DailyMail
猫にとっての命の恩犬となったトビー