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手作りフードを作る前に手作りフードの調理方法手作りフードに使える食材手作りフードの献立作り

手作りフードを作る前に
 
手作りフードを作る前に、最低限以下のページはお読み下さい。

犬に必要な栄養素ドッグフードを与える場合
餌を与える飼い主として抑えておくべきポイントを簡単にまとめると
1、体を動かすエネルギー源であるカロリーをどうやって確保するか? 2、体の調子を整えるビタミン、ミネラルをどうやって補給するか? という2点です。また飼い主が把握した食材だけを与えるため、ドッグフードのように成分が良く分からないまま与えるという不安感がないことも手作りフードの大きなメリットでしょう。

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手作りフードの調理方法

手作りフードの調理法には大きく分けて「加熱調理して与える」と「生のまま与える」という二種類があります。結論を言えばどちらのやり方でも良いのですが、両方のやり方を試してワンちゃんの反応を見てから決めるのが理想的でしょう。これはまぐろの刺身が好きな人もいれば、ソテーで食べるのが好きな人もいるのと同じように、犬にも向き不向きや体質の違いはあるからです。以下ではそれぞれの手作りフードの与え方のポイントを概説します。

手作りフードを加熱調理して与える際のポイント
メリットとしては、食材に含まれる細菌を加熱することで殺菌でき、飼い主としては安心して与えることができるという点があるでしょう。
デメリットとしては調理する手間隙が掛かるという点、食材に含まれる天然の酵素(食物の消化を助ける物質)を破壊してしまうという点、熱に弱いビタミン(AやCなど)を破壊してしまうという点が挙げられます。
手作りフードを生のまま与える際のポイント
メリットとしては調理する手間を省くことができるという点、食物に含まれる天然の酵素をそのまま利用できて消化吸収率が上がるという点、ビタミン類を破壊せずそのまま体内に取り込めるという点が挙げられます。
デメリットとしては生のまま与えるので細菌や寄生虫感染が心配という点があります。(実際のところ、犬の胃酸は強力で腸も短くできており、生肉を消化吸収できるように作られていますので、基本的におなかを壊すということはありません)
犬の反応の見方
犬の反応の見方としては、被毛のつや、皮膚炎の有無、体臭、うんちの質と量(消化吸収がよければうんちは少なくなります)、食べるときの「がっつき方」、体型(肥満、やせ、標準)などが挙げられます。日頃から細かいところまで観察しておきましょう。
また生で与えるときはいきなり生肉を与えるのではなく、いわゆるミディアム→ミディアムレア→レアというように徐々に生肉に近づけるように配慮してください。そうしないと食餌の急激な変化に体が戸惑って下痢や嘔吐などの症状を示すこともあります。
なお、手作りフードの与え方がその犬にあっているかどうかの判断は、最低でも1ヶ月以上試してみてからにしてください。


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手作りフードに使える食材

 手作りフードに使える食材をご紹介します。青い成分表ボタンをクリックすると、成分表が別ウィンドウで開きます。

エネルギー源にしやすい食材の成分表
クリックすると別ウィンドウが開きます

エネルギー源になる食材その1〜糖質 糖質(炭水化物)は読んで字のごとく、主として炭素(C)と水分(H2O)からなる化合物の総称で、 単糖類、二糖類、多糖類など種類は色々ありカロリーは4kcal/gです。
糖質を含む手作りフードに使いやすい食材を以下で紹介します。
じゃがいもじゃがいもの芽には「ソラニン」という有毒物質が含まれていますので、必ず取り除いてから与えてください。
さつまいも同じイモ類でもジャガイモよりグラム当たりのカロリーが約1.5倍あります。カルシウムも比較的多く含まれていますが、一日の必要量を満たすには程遠いのでカルシウムは別の食材で与えることを考えましょう。
精白米(ごはん)余ったごはんを「残飯」として与えると言うと聞こえは悪いですが、エネルギー源としては十分利用できる食材です。
うどんごはんと同様、エネルギー源として利用できる食材です。
パスタ(スパゲティ・マカロニ)ゆでても水分含量が少ないので、うどんなどより高カロリーになります。
食パン塩分(塩化ナトリウム)含量が多いのが特徴です。体に悪影響を及ぼすほどではありませんが、主食というより他の糖質食材の補助として考えたほうが良いでしょう。


エネルギー源になる食材その2〜タンパク質 タンパク質は約20種類のアミノ酸が複雑に結合しあってできた化合物です。エネルギー源になると同時に筋肉の元となる重要な栄養素ですので不足は厳禁です。
タンパク質を含む手作りフードに使いやすい食材を以下で紹介します。
牛肉バラ肉の脂身は取り除いて余分な脂質を与えないほうが良いでしょう。肝臓には脂溶性で体内に蓄積するビタミンAが豊富です。肝臓ばかり与えすぎると過剰症を引き起こすこともありますので必要量を把握しておいて下さい。
豚肉豚肉だけは寄生虫の問題がありますので加熱調理して与えたほうが良いでしょう。もも肉、バラ肉ともにやや脂質が多いようなので、脂身の大きな部分は取り除いてから与えましょう。
鶏肉安価な食材なので最も手に入れやすいでしょう。ゆでていない骨ならそのまま与えても大丈夫です(手羽など)。
馬肉食卓ではなじみが薄いですが犬に与えても大丈夫です。
羊肉(ラム)食卓ではなじみが薄いですが犬に与えても大丈夫です
まぐろ缶詰(シーチキン)タンパク質含量に関しては肉よりも多いようです。味付けは人間の味覚にあわせてあることもありますので、食塩の入っていないもの(薄いもの)がよいでしょう。


エネルギー源になる食材その3〜脂質 脂質は単純脂質、複合脂質、誘導脂質などたくさんの種類がありますが、中性脂肪(肉の脂身)が最も馴染み深いでしょう。カロリーは9kcal/gですので、過剰摂取は肥満の元になりますから注意が必要です。脂質の中で重要なのは「リノール酸」という物質で、成犬なら体重1kg/0.22g、子犬なら体重1kg/0.44g必要です。犬の体重によって当然必要量は変化しますが、小さじ1〜3杯くらいを食餌に混ぜれば必要量は満たすでしょう。
以下では主としてこの「リノール酸」を含む植物油を紹介します。
菜種油(キャノーラ油)生でも加熱調理しても成分変化の少ない万能油です。風味は淡白で、オレイン酸の含有率が非常に高く、リノレン酸の含有量も高めです。
★リノール酸含有率=23%
紅花油べに花の種子が原料で風味はまろやか。リノール酸やオレイン酸の含有量が豊富です。
★リノール酸含有率=77%
綿実油風味はさっぱりしており、ビタミンEが100g中約30mgとふんだんで、リノール酸も豊富です。
★リノール酸含有率=57%
コーン油とうもろこしの胚芽から作られる油で、風味は甘くまろやか。リノール酸が豊富です。
★リノール酸含有率=53%
ひまわり油ひまわりの種子から作られる油で風味は淡白。ビタミンEの含有量が100 g中39mgと豊富です。
★リノール酸含有率=69%
ごま油セサミノールなど抗酸化物質が豊富に含まれているため、体内での活性酸素の生成を抑制します。カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛などのミネラル類、ビタミンA、B1 、B2 、Eなどビタミンも豊富です。
★リノール酸含有率=45%
オリーブオイルオレイン酸、ビタミンA、ポリフェノールなどを含有しています。
★リノール酸含有率=13%


ビタミンを補給しやすい食材の成分表
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エネルギー源にはなりませんが、化学反応を促して体調を整えます。
ビタミンAを補給しやすい食材ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫に保ち、感染予防に効果があります。また脂溶性で体内に蓄積しますので余りにも大量に取ると過剰症が出ることもありますので適正量を守ってください。また熱に弱いビタミンのため極力食材は生のまま与えるほうが理想です。
ビタミンB1を補給しやすい食材ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える作用があります。また水溶性ですので多少多めに取っても過剰症にはなりません。
ビタミンB2を補給しやすい食材ビタミンB2は体毛、皮膚、脂質の代謝を促進し抗酸化作用があります。水溶性ですので過剰症はありません。
ビタミンB6を補給しやすい食材ビタミンB6は歯、皮膚の代謝を促進し胃酸の分泌を活性化します。水溶性ですので過剰症はありません。
ビタミンB12を補給しやすい食材ビタミンB12は血液中のヘモグロビンやアミノ酸の生成を促進します。水溶性ですので過剰症はありません。
ビタミンDを補給しやすい食材ビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収を促進します。脂溶性ですので過剰症に注意してください。
ビタミンEを補給しやすい食材ビタミンEは血管壁を丈夫に保ち、動脈硬化を予防する効果があります。脂溶性ですので過剰症に注意してください。
パントテン酸を補給しやすい食材パントテン酸は副腎皮質ホルモンの合成を促進します。
ナイアシンを補給しやすい食材ナイアシンは血管拡張作用と性ホルモンの合成を促進します。
葉酸を補給しやすい食材葉酸はDNAと赤血球の合成を促進します。
ビオチンを補給しやすい食材ビオチンはブドウ糖のリサイクル、脂肪酸の合成、アミノ酸の代謝に関係します。


ミネラルを補給しやすい食材の成分表
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エネルギー源にはなりませんが、体内で必須の微量物質です。
カルシウムを補給しやすい食材カルシウムは骨に沈着して骨格を形成したり、筋肉の収縮に関わります。
リンを補給しやすい食材リンはカルシウムと共に骨や歯を丈夫にします。
カリウムを補給しやすい食材カリウムはナトリウムと共に血管の機能を正常に保つ作用があります。
塩化ナトリウムを補給しやすい食材ごはんと同様、エネルギー源として利用できる食材です。
マグネシウムを補給しやすい食材マグネシウムはカルシウムと共に筋肉の収縮を助けます。
鉄を補給しやすい食材鉄はヘモグロビン中で酸素の運搬に役立ちます。
亜鉛を補給しやすい食材亜鉛は酵素を活性化し、細胞分裂を正常に行わせます。
ヨウ素を補給しやすい食材ヨウ素は甲状腺ホルモンの成分となり代謝に影響します。

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手作りフードの献立作り
 
上記した食材や栄養素のデータを元に、オリジナルメニューを作ってみましょう。
犬は人間ほど嗜好性が強くありません。つまり好き嫌いが少なく、人間ほどグルメではないので学校給食のように毎日違うメニューにする必要は全くありません。
栄養バランスを考慮したオリジナルメニューを5〜10種類ほど用意しておき、あとはローテーションで餌を与えていくようにすると、飼い主の側の負担も少なくて済むでしょう。

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