トップ有名な犬一覧人命を救助した犬スニッカーズ

スニッカーズ

 意識を失った飼い主のため近所の人に救助を求めた犬「スニッカーズ」について解説します。

スニッカーズとは?

 スニッカーズ(Snickers)は、意識を失った飼い主のため近所の人に救助を求めた犬。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)をわずらうグレゴリーさんの酸素吸入器が突然壊れた  カナダ・オンタリオのオシャワに暮らすグレゴリー・グールドさんが自宅で意識を失ったのは、2012年3月のことでした。「COPD」という肺の病気を患う彼は、常に酸素供給機を持ち歩いていましたが、その日に限って不具合が発生してしまったのです。この様子を見て機転を利かせたのが、グレゴリーさんの飼い犬スニッカーズでした。
 彼は裏口のガラス戸を体当たりで壊し、引っ掛け錠を外し、さらに裏庭のフェンスも破り、道路に飛び出して必死で吠え立てました。彼の普通じゃない興奮ぶりに恐怖を感じた隣の住人は、警察を呼んで対処を求めます。家に到着した警官も、犬の異常な振る舞いを見て「何かがおかしい」と直感しました。そこで隣に住むグレゴリーさんの家を覗き込むと、案の定、そこには意識を失って倒れこんでいる彼の足があったのです。警官はドアを破り、急いで彼を病院へと搬送しました。
 結局グレゴリーさんは2日後に意識を取り戻し、今ではすっかり回復しています。さらに事の顛末に関わった警官が、この話をピュリーナが主催する「動物の殿堂」に応募したところ、2013年度の英雄犬として、見事殿堂入りを果たしました。 THE WORLD POST Purina Animal Hall of Fame

スニッカーズの写真・動画

 以下でご紹介するのは、意識を失った飼い主のため近所の人に救助を求めた犬「スニッカーズ」の写真と動画です。 体当たりで裏口のドアをぶち破ったスニッカーズ
 当時4歳だったボーダーコリーポインターのミックス犬・スニッカーズは、グレゴリー・グールドさんに引き取られた保護犬。グレゴリーさんの息子ジェフさんは「父はこれまでたくさんの犬を救ってきた。スニッカーズはそんな父に恩返ししてくれたんだ」と語っている。写真の出典はこちら
英雄犬スニッカーズ
 以下でご紹介するのは、意識不明の主人のために、近所の人に助けを求めた犬・スニッカーズの映像です。彼はこの行動により、2013年度「動物の殿堂」に加えられました。 元動画は→こちら