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アチ

 5年前に死んだ大学生を待ち続けているボリビアの忠犬「アチ」について解説します。

アチとは?

 アチ(Hachi)は、5年前に死んだ大学生を待ち続けているボリビアの忠犬。
死んだ大学生の姿を探し、5年間同じ通りに暮らしているアチ  アチが現在暮らしているのは、南米ボリビア中央部にあるコチャバンバという街のパパ・パウロ通り。彼がこの通りで寝起きしているのには理由があります。その理由とは、自分の面倒を見てくれていた大学生との想い出の場所だということです。
 名前が公表されていないとある大学生は、野良犬だったアチを不憫に思い、よくこの通りでエサを与えていました。ところが2009年のある日、いつも通りエサをあげようとスクーターに乗ってきた彼は、この通りでタクシーと接触事故を起こし、帰らぬ人となってしまいます。しかしアチはそんなことを知りません。いつものようにひたすら通りをうろつき、大学生の到着を待ちます。
彼の名前の由来は、日本の「忠犬ハチ公」  そうした日々がしばらく続くにつれ、彼の姿を目撃した人々はいつからか「アチ」(Hachi)、もしくは「ワチ」(Huachi)と呼ぶようになりました。これは、主人の帰りを待ち続けたことで有名な日本の忠犬ハチちなんでの命名です。
 ひたすら大学生を待ち続けるアチの生活が5年目に指しかった2014年、彼の姿が地元紙「La Opinion」で報道されます。すると、話に感動した国内外の人々から「彼を是非引き取りたい!」という声が相次ぎました。しかしアチは頑としてパパ・パウロ通りから動こうとせず、今でもなお、帰ってくることのない大学生の姿を探し続けているということです。 Techinsight La Opinion

アチの写真

 以下でご紹介するのは、5年前に死んだ大学生を待ち続けているボリビアの忠犬「アチ」の写真です。 コチャバンバという街のパパ・パウロ通りをうろつくアチの姿
 大学生との想い出の通りから離れようとしないアチは、現在地元の住人や商店主によって養われている。写真の出典はこちら