トップ犬の食事ドッグフード成分・大辞典酸味料・調味料風味・フレーバー

風味・フレーバー~意味や目的から安全性まで

 ドッグフードのラベルに記された「風味・フレーバー」。この成分の意味・目的から安全性までを詳しく解説します。何のために含まれ、犬の健康にどのような作用があるのでしょうか?
成分含有製品 ドッグフードにどのような成分が含まれているかを具体的に知りたい場合は「ドッグフード製品・大辞典」をご覧ください。原材料と添加物を一覧リスト化してまとめてあります。

風味・フレーバーとは何か?

 ペットフードのラベルには「○○風味」とか「○○フレーバー」といった怪しげな表現が記載されていることがあります。具体的に何が含まれているのかはメーカーに問い合わせる必要がありますが、おそらく「酸味料」や「調味料」と記載すると印象的に味気ないのでこうした表現に置き換えているものと推測されます。具体的な表記例は以下です。
「風味」の表記例
  • 自然風味
  • 天然風味料
  • 天然魚風味
  • ナチュラルフレーバー(チキン由来)
  • チキンスープ(天然風味料)
  • 天然香料(チキン由来)
  • 天然鶏肉風味
 多くの場合、鶏や魚を粉末状にしたものが用いられます。人間に置き換えると「ふりかけ」に近いでしょう。成分の分類上は「酸味料・調味料」に属し、フードの味を変えて犬の食いつきを良くする作用を持っています。

日本での安全性情報

 「風味」や「フレーバー」といった表現はペットフード特有のもので、内容も漠然としています。人間向けの食品添加物リストには存在していません。

海外での安全性情報

 「風味」や「フレーバー」といった表現はペットフード特有のものであり、なおかつ内容も漠然としているため、安全性に関する情報はありません。

ドッグフードに入れると危険?

 具体的に何が含まれているのかはメーカーに問い合わせる必要があります。
ペットフードの表示に関する公正競争規約施行規則」では、使用した添加物の個別の名称を記載することとされています。「風味」とか「フレーバー」じゃわかりませんよね。