トップ有名な犬一覧有名な俳優犬トト

トト

 映画「オズの魔法使い」に出演したことで有名な犬「トト」について解説します。

トトとは?

1934年の映画「Bright Eyes」で子役時代のシャーリーテンプルと共演するテリー(トト)  トト(1933~1945)は、1930年代から40年代にかけて活躍したケアーンテリアの俳優犬。元々は「テリー」という名でしたが、1939年の映画「オズの魔法使い」での人気を受け、その時の役名「トト」に改名しています。
 まだ「テリー」と名乗っていた頃の彼女がデビューしたのは、1934年の11月に公開された映画「Ready For Love」です。同年には、シャーリー・テンプルとの共演で有名な映画「Bright Eyes」に出演し、着々と存在感を高めていきました。
1939年公開の映画「オズの魔法使い」(The Wizard of Oz)  彼女の人気を絶対的なものにしたのは、1939年公開の映画「オズの魔法使い」でしょう。撮影中、ウィンキー国の衛兵係を演じていた役者に踏まれ、足を骨折してしまうというアクシデントに見舞われながらも、映画は大ヒットし、彼女の人気を不動のものとしました。このときに演じた「トト」のインパクトが余りにも強かったため、3年後の1942年、テリーは「トト」と改名しています。
 その後トトは、遺作となる1942年の映画「Tortilla Flat」に出演して映画界を退き、1945年に他界しました。2011年6月には、カリフォルニア州のロスアンジェルスにある「Hollywood Forever Cemetery」に、彼女のための永代供養碑が建立されています。 Toto

トトの写真・動画

 以下でご紹介するのは、映画「オズの魔法使い」に出演したことで有名な犬「トト」の写真と動画です。 1934年の映画「Bright Eyes」の一場面
 1934年の映画「Bright Eyes」に出演した、まだあどけなさの残るシャーリー・テンプルとトトのツーショット。トトの子供に当たる「ロミー」も、1942年の「Reap the Wild Wind」や1943年の「Airforce」に出演している俳優犬。写真の出典はこちら
映画「オズの魔法使い」でドロシー役を演じたジュディ・ガーランドとトトのツーショット
 映画「オズの魔法使い」の撮影中、不慮の事故で足を骨折したトトは、主演女優ジュディ・ガーランドの自宅で静養した。トトをいたく気に入った彼女は、トレーナーだったカール・スピッツ氏に対し、「トトを引き取りたい」と申し出たという。写真の出典はこちら
トト(オズの魔法使い)
 以下でご紹介するのは映画「オズの魔法使い」(1939)に出演したトトの紹介動画です。トトは当時週休125ドルの給料をもらっていました。これは平均的なアメリカ人の世帯給料よりも多く、また他の役者のギャラよりも多かったといいます。 元動画は→こちら