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シロ

 恋人であるメス犬のマリリンに会うため、約3キロメートルの海を泳いで通い詰めた犬「シロ」について解説します。

シロとは?

 シロは、恋人であるメス犬のマリリンに会うため、約3キロメートルの海を泳いで通い詰めた犬。
阿嘉島と座間味島の位置関係図  シロはある日、飼い主に連れられ、自身が暮らす阿嘉島から約3キロメートル離れた座間味島を訪れます。ここで彼は、メス犬マリリンと運命の出会いを果たし一目惚れ。阿嘉島に帰ってからも彼女のことが忘れられず、約3キロの海を渡って会いに行くようになりました。
 この美談は、まず1986年夏の「琉球新報」紙面で話題となり、その後全国紙や海外でも取り上げられるようになりました。さらに、1988年には「マリリンに逢いたい」というタイトルで映画化もされています。ちなみにこのときの主演は、シロ自身です。
 映画公開から13年後の2001年には、座間味島と阿嘉島のPRに貢献したことから、シロとマリリンの銅像が、海を挟んで向かい合う形で建立されています。 琉球新報 マリリンに逢いたい

シロの写真

 以下でご紹介するのは、恋人であるメス犬のマリリンに会うため、約3キロメートルの海を泳いで通い詰めた犬「シロ」の写真です。 阿嘉島に建立されたシロの銅像
 シロは2000年11月26日、享年18歳で大往生を遂げている。シロの一周忌に当たる2001年11月26日には、彼の功績を称え、阿嘉港船客待合所前に記念碑が建立された。写真の出典はこちら
座間味島に建立されたマリリンの銅像
 マリリンは、1988年の映画が公開される前の1987年8月28日に他界している。彼女が住んでいた座間味島・座間味村宇論の崎には、村のPRに貢献した彼女の銅像が建立された。海を挟み、シロの銅像とちょうど向かい合うように立っているという。写真の出典はこちら