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ムーン

 山や砂漠を含む123キロメートルを移動して帰宅した犬「ムーン」について解説します。

ムーンとは?

 ムーン(Moon)は、山や砂漠を含む123キロメートルを移動して帰宅した犬。
車から飛び出してインディアン保護区に紛れ込んでしまったムーン  ネバダ州エリーに暮らすダグ・ダシールさんは2008年4月6日、シベリアンハスキーのムーンを含む3頭の犬を、週末の小旅行に連れて行きました。
 ひとしきりトラックを走らせた後、彼が休憩を取ろうとレイルロード渓谷に車を止めて犬たちを解放したところ、3頭のうちムーンだけが、近くにあるインディアン保護区に向かって一目散に駆けて行きました。ダグさんはその後数時間掛けてムーンの行方を捜しましたが結局見つけることができず、地元の警察に迷子届けを出して帰路に着きました。
 エリーに帰宅したダグさんに、かかりつけの動物病院から電話がかかってきたのは、ムーンがいなくなってから約10日後の4月16日のことです。病院の説明によると、エリーでムーンを保護した人物が、犬の首についていた病院のタグを見つけ、親切にも連絡をくれたとのこと。
 結局ムーンは、山や砂漠を含む約123キロメートルの距離を、自力で移動して帰宅したことになります。 Lost Dogs Found USA TODAY

ムーンの写真

 以下でご紹介するのは、山や砂漠を含む123キロメートルを移動して帰宅した犬「ムーン」の写真です。 123キロメートルの悪路を超え、自力で帰還したシベリアンハスキーのムーン
 約7日間に及ぶ旅路を経て帰宅したムーンは、スカンクのような悪臭を放っていたという。恐らく、空腹に耐えかねてスカンクを獲物にしようとしたところ、思わぬ反撃を食らってしまったのだろうと考えられる。 写真の出典はこちら