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ボビー

 4,800キロメートルを移動して自宅に帰りついた犬「ボビー」について解説します。

ボビーとは?

 ボビー(Bobbie)は、4,800キロメートルを移動して自宅に帰りついた犬。
車から飛び出して迷子になってしまったボビー  1923年夏、レストランを経営するフランク・ブレイザーさんは、コリーの血が混じった生後6ヶ月の子犬「ボビー」を車に乗せて、休暇を楽しむためインディアナ州・ウォルコットを訪れていました。しかし、車が速度を落とした際、ボビーが外に飛び出してしまいます。ブレイザーさんは数日間付近を捜索し、地元の新聞に情報提供を求める広告を出したりもしましたが、結局ボビーを発見することはできず、自宅のあるオレゴン州シルバートンへと戻ります。
ボビーは、4,800キロメートルという驚異的な長距離を移動して帰宅した  一方そのころボビーもまた、自宅のあるオレゴン州へと続く道をたどっていました。自宅へ到達するには、イリノイ州とアイオワ州を越え、川を泳ぎ、氷に閉ざされたミズーリ州を横切り、ロッキー山脈を越えなければなりません。途中240キロほどの寄り道をしつつ、8つの州を越え、約6ヶ月かけて、ボビーは4,800キロ離れたブレイザーさんのいるレストランへと自力でたどり着きました。
 オレゴン州の動物愛護協会会長は、ボビーを目撃したり、エサや寝る場所を実際に提供した人々のインタビューからボビーがたどった道程を再現し、6ヶ月に及ぶ彼の大移動を「紛れもなく本物である」と認定しました。また各州においてボビーを目撃した人々の証言をまとめた「Bobbie: A Great Collie of Oregon」という本も、1926年に発売されています。 Bobbie the Wonder Dog offbeat OREGON history Silvertonor.com

ボビーの写真・動画

 以下でご紹介するのは、4,800キロメートルを移動して自宅に帰りついた犬「ボビー」の写真と動画です。 飼い主のフランク・ブレイザーさんと見事再会を果たしたボビー
 ボビーは約6ヶ月に及ぶ長旅の後、ようやく飼い主であるフランクさんと再会を果たした。このニュースは当時の新聞「The Silverton Appeal-Tribune」でも大々的に報じられている。写真の出典はこちら