トップ犬の食事ドッグフード製品・大辞典d.b.f®素材の旨味

d.b.f®素材の旨味~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「d.b.f®素材の旨味」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年7月)

d.b.f®素材の旨味の基本情報

 「d.b.f®素材の旨味」は新潟県に本社および自社工場を置くペットフードメーカー「デビフペット株式会社」が製造・販売する総合栄養食です。「ペットの餌を作る会社ではなく食事を提供する会社である」をモットーに、おいしさと機能性を兼ね備えた商品の開発に努めているとのこと。なおデビフではウェットタイプの栄養補完食をたくさん取り扱っていますが、当サイト内では総合栄養食だけをご紹介します。
 「d.b.f®素材の旨味」は食品用鶏肉を主原料とした半生タイプで、50gパックが4包に分かれていることから「クローバースタイル」などとも呼ばれています。公式サイトで紹介されているのは「成犬用」と「シニア犬用」の2種です。
成犬用 シニア犬用 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal/g)
成犬用19%4%2.70
シニア犬用19%4%2.70
料金・価格
内容量は50g×4パックの200gで、一般の通販サイトや量販店などで購入が可能です。
給餌目的
総合栄養食
フードのタイプ
セミモイスト(※水分40%以下)
対象年齢
「成犬用」と「シニア犬用」に分かれているものの、具体的な年齢区分はなし
原産国
日本
製造・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

d.b.f®素材の旨味の原材料と添加物

 「d.b.f®素材の旨味」はレンダリング加工(脱脂乾燥)を施したチキンミールではなく、生の鶏肉を主原料とした総合栄養食です。非常にシンプルな素材構成になっています。
 メーカーはあからさまにアピールはしていませんが、主要穀類(お米・とうもろこし・小麦)を使用していませんので「グレインフリー」と呼ぶこともできるでしょう。
 EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)の供給源としては魚油が用いられています。またシニア犬用に含まれているグリコサミノグリカンの効果に関しては「コンドロイチンとグルコサミンが犬猫の関節に良いというのは本当?」をご参照ください。
 サプリメントにある「植物性乳酸菌K71」はラクトバチルス・パラカゼイK71のことで、マウスを対象とした調査から2型糖尿病に対する効果、犬を対象とした調査からアトピー性皮膚炎に対する改善効果が期待されている菌株です。
素材・添加物の区分と安全性
  • 肉類「肉類」とは哺乳動物や鳥(家禽)の生肉、内臓と体の一部から生じる全ての副生物のことを指します。d.b.f®素材の旨味に含まれる肉類は以下です。
    チキン, 鶏レバー
  • 糖類糖類(とうるい)は栄養学的に糖質(炭水化物)と呼ばれるもの全般を指します。腸内細菌叢によって代謝される食物繊維の一部も糖類に含まれます。d.b.f®素材の旨味に含まれる糖類は以下です。
    グルコサミン塩酸塩(シニア用のみ), コンドロイチン蛋白複合体(シニア用のみ), オリゴ糖(※詳細明記なし)
  • 油脂類油脂類は植物から取れる油、および動物から取れる脂の総称で、その加工物まで含まれます。d.b.f®素材の旨味に含まれる油脂類は以下です。
    魚油
  • でん粉「でん粉」とは単糖が9つ以上組み合わさってできる多糖類の一種です。d.b.f®素材の旨味に含まれるてんぷん類は以下です。
    コーンスターチ
  • 保存料保存料とはフードの鮮度を保つために加えられる物質の総称です。d.b.f®素材の旨味に含まれる保存料は以下です。
    ソルビン酸カリウム
  • 酸化防止剤酸化防止剤とはフードが酸素と結合して品質が落ちることを防ぐために加えられる物質の総称です。d.b.f®素材の旨味に含まれる酸化防止剤は以下です。
    ローズマリー抽出物
  • サプリメントサプリメント(その他)とは添加物の分類が難しいときに用いられるカテゴリです。犬の健康に影響を及ぼす可能性がある微量成分が含まれます。d.b.f®素材の旨味に含まれるサプリメント類は以下です。
    グリセリン, 植物性乳酸菌K71, ビタミン類, ミネラル, コラーゲンペプチド
含まれていない添加物 d.b.f®素材の旨味に着色料発色剤増粘安定剤酸味料・調味料は含まれていません。