内野式認知症チェックリスト

 各設問を読み、それぞれに該当する点数を加算していきます。合計点数が30点以下なら「問題なし」、31~49点なら「認知症予備軍」、50点以上なら「認知症」というのが判断の目安です。なおこのページは、犬に関する総合情報サイト子犬のへやの一部です。
食欲や下痢について点数
正常である1
異常に食べて下痢がある2
異常に食べて下痢があったりなかったりする5
異常に食べるがほとんど下痢をしない7
異常に食べるが下痢をしない9
生活リズムについて点数
正常である1
昼の活動が少なくなり、昼も夜も寝ている2
昼も夜も眠っていることが多くなった3
昼間眠っており夜中から明け方にかけて突然動き回る4
上記した状態を飼い主が制止できない5
方向転換について点数
正常である1
狭いところに入りたがり、進めなくなるとなんとか自力で後退できる3
狭いところに入ると自力では後退できない(※)6
(※)の状態であるが部屋の直角コーナーでは方向転換できる10
(※)の状態で、部屋の直角コーナーでも方向転換できない15
歩き方について
正常である1
一定方向に向かってフラフラ歩き、足許がおぼつかない3
一定方向に向かって歩くものの、フラフラして大きな円を描いてしまう5
歩いているうちに小さな円を描いてしまう7
その場でぐるぐる回ってしまう9
排泄について点数
正常である1
排泄場所を時々間違える2
所かまわず排泄する3
突然おしっこを漏らす4
寝てる間に排泄する5
感覚器の異常について点数
正常である1
視力が低下して耳が遠い2
視力と聴力が明らかに低下し、匂い嗅ぎ行動が増える3
聴力はほとんど消失し、対象物を執拗にクンクン嗅ぐ4
嗅覚のみが異常に鋭敏になっている6
姿勢について点数
正常である1
しっぽや頭が下がっているが、足腰はしっかりしている2
しっぽや頭が下がり、立ち上がるとフラフラする3
立ったままぼーっとしていることがある5
異常な姿勢で寝ていることがある7
鳴き声について点数
正常である1
鳴き声が単調になった3
鳴き声が単調でボリュームが大きい7
真夜中から明け方にかけて突然鳴き出す8
上記した状態で、飼い主の制止がきかない17
感情表現について点数
正常である1
人や動物に対してどことなく反応が鈍い3
人や動物に対して反応がない5
飼い主にだけは反応を示す10
飼い主を含めたすべての人に対して反応がない15
習慣について点数
正常である1
今までできていた行動の一部が一時的にできなくなる3
今まで出ていた行動の一部が永続的にできなくなる6
今までできていた行動がほとんど失われる10
今までできていた行動が全くできなくなる12
参考:脳神経の老化~イヌの痴呆の診断基準(内野富弥, 1997) 参考:犬と猫の神経病学(緑書房, P88)