馬、牛、山羊の音源定位能力(おんげんていいのうりょく=音の来る方向を聴き定めること)が20〜30度であるのに対し、犬のそれは約8度と言われています。たまに小首をかしげるしぐさを見せますが、これは右と左の耳の位置を変えることでより正確に音源を探ろうとしているときのしぐさです。野性環境では外敵や獲物の位置を、音から瞬時(しゅんじ)に把握することが生き延びることに直結しているため、音源定位能力が発達しているのです。
また、犬の耳には大小18もの筋肉が付いており、耳介(じかい=耳のひらひら部分)をあらゆる方向に片方ずつ動かすことが出来ます(ただし垂れ耳の犬にはできません)。これはちょうどレーダーアンテナのように音を集めるために発達した能力ですが、その影響もあって犬の聴力は人間のおよそ4倍あるといわれています。人間が10メートル離れたところでようやく聞き取れる音を、犬は40メートル離れた地点からでも聞き取ることが出来るのです。
犬の聴力テスト
以下でご紹介するのは犬の聴覚を如実に表す動画です。ほんのささやき声で「come on」と言ってみると・・・?。
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