
|
体高
♂オス⇒ 25cm
♀メス⇒ 24cm 体重
♂オス⇒ 2〜3kg
♀メス⇒ 2〜3kg
価格
12〜25万円 |
狆(ちん)の起源は定かではありませんが、スペイン系の小型スパニエルにチベット犬やラサ・アプソが掛け合わされて作出されたペキニーズ(写真右)が祖先犬と考えられています。その後、遣唐使が持ち帰った短吻系の犬種や琉球から渡来した大陸系の犬の影響を受けながら発展したと言われています。現在でも中国のペキニーズと日本の狆には多くの共通点が見られます。732年には早くも新羅から聖武天皇に献上されたという記録が残っています。
江戸時代には大奥や各地の大名の間で流行し、また町民レベルでは狆(ちん)を飼うことが一種のステータスシンボルでした。 当時の歌舞伎の台詞や落語のネタにも狆(ちん)の名前は頻繁に登場します。
その後ペリー(写真左)の黒船来航により、浮世絵と並んで狆(ちん)は海外に渡るようになりますが、中でもペリーが最初に持ち帰った4頭の内の2頭は、イギリスのビクトリア女王の手に渡って寵愛を受けました。1862年にイギリスの展覧会で狆は「ジャパニーズ・パグ」の名称で紹介され、1870年代にイギリスで公認されました。狆(ちん)は日本原産犬種で初めて海外の犬種団体に公認された犬種です。現在狆(ちん)は「ジャパニーズ・チン」と改名されていますが、これはスパニエル種との区別を明確にするためです。
明治・大正時代に掛けて狆(ちん)は「座敷犬」(室内飼育される犬)の先駆けとしてもてはやされましたが、大正時代を境に減少を続け、戦後の一時期にはイギリスとフランスにしかいないとまで言われました。
狆(ちん)の犬名は、「ちいさいいぬ」が詰まったものと言われており、また「狆」という文字は漢字ではなく和字と言われるもので、かつては「家の中で飼育する犬」という意味があったと言います。
狆(ちん)の性格は陽気で遊び好きです。他の動物や見知らぬ人に対しても友好的で優しく、子供のいる家庭でも安心して飼える理想的な室内犬です。
狆(ちん)の身体は、顔にある斑模様によって「サムライ斑」(チョンマゲのような模様のあるもの)と「ヤッコ斑」(頭頂に斑のないもの)に分けられたり、背中にある模様によって「鞍かけ斑」、尾の手前にある模様によって「おどめ斑」など様々な分類がなされました。口吻がピンクのものを繁殖者の名をとって「森田屋口」(写真左)と称し珍重されたこともあります。 |
狆には毎日の運動や散歩が必要ですが、体が小さいので短めの散歩軽めの運動を取り入れるだけで充分でしょう。
暑さに弱い犬種のため、屋外飼育はできません。
被毛の手入れは、週2回程度のコーミングで充分です。 |