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ダンディディンモントテリア

 ダンディディンモントテリアの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ダンディディンモントテリアの基本情報

ダンディディンモントテリア
  • 体高
    オス⇒ 20~28cm
    メス⇒ 20~28cm
  • 体重
    オス⇒ 8~11kg
    メス⇒ 8~11kg
  • 分類
    テリアグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ダンディディンモントテリアの歴史・ルーツ

 ダンディディンモントテリアの起源は定かではありません。1700年代、イングランドとスコットランドの国境地帯に暮らしていた農民や放浪民(いわゆるジプシー)が、粗毛の土着犬に複数のテリア犬種を交配して作出したと考えられています。独特の短い足からダックスフントとの血縁関係が有力視されていますが真偽は不明です。
 1800年代後半まで、上記犬種は出身国にちなんで「スコッチテリア」と呼ばれていました。1873年、この「スコッチテリア」の中からまず「ダンディディンモントテリア」が独立し、それ以外の全てのテリアは「スカイテリア」と呼ばれるようになります。それから8年後の1881年、このスカイテリアは「スカイテリア」と「ハードヘアードテリア」とに分離し、さらに「ハードヘアードテリア」は「スコティッシュテリア」、「ウェストハイランドホワイトテリア」、そして「ケアーンテリア」に区分されました。
ウォルター・スコット  犬名は、詩人であり小説家でもあるウォルター・スコット(右絵)の小説「ガイ・マナリング」(Guy Mannering, 1814年発刊)の中に登場する農場主「ダンディ・ディンモント」が、6頭のテリアを飼育している事にちなんで付けられました。一説によると「ダンディ・ディンモント」は、スコットが旅の途上でこの地を訪れた際に出会ったジェームズ・デイヴィッドソンという人物をモデルにしているそうです。

ダンディディンモントテリアの性格・特徴

 ダンディディンモントテリアの性格は極めて温厚、従順で「テリア界のジェントルマン」とも呼ばれています。他の動物にも優しいため、家庭犬に向いています。
 身体は短肢胴長の骨格と、「トップナット」(topknot)と呼ばれる頭頂部に開立した冠毛が特徴です。また被毛は粗毛の長毛で、色はペッパーかマスタードのどちからです。
 健康面では、胴長短足のためダックスフント同様、椎間板ヘルニアへの注意が必要です。

ダンディディンモントテリアのお手入れ・注意点

 ダンディディンモントテリアには、毎日の適度な散歩が必要です。屋外飼育には向いていませんので、室内飼育してください。被毛の手入れとしては、週に2回ぐらいの頻度でコーミングをしてあげましょう。

ダンディディンモントテリアの動画

 以下でご紹介するのはダンディディンモントテリアの動画です。
 フランス国王ルイ・フィリップ、イギリスのヴィクトリア女王、アメリカのコメディアン・ビル・コスビーが飼っていたことで有名です。非常におとなしい性格で、テリア界のジェントルマンとも称されます。しかし根気よくしつけなければ、自分が群れのボスだと勘違いする「小型犬症候群」になりやすいとのこと。健康面では目、背骨の病気、てんかん、甲状腺などに注意が必要です。
元動画は→こちら
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