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ミニチュアシュナウザー

 ミニチュアシュナウザーの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ミニチュアシュナウザーの基本情報

ミニチュアシュナウザー
  • 体高
    オス⇒ 30~35cm
    メス⇒ 30~35cm
  • 体重
    オス⇒ 6~7kg
    メス⇒ 6~7kg
  • 分類
    テリアグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ミニチュアシュナウザーの歴史・ルーツ

 ミニチュアシュナウザーを含む「シュナウザー」(Schnauzer)と呼ばれる犬種には、「ジャイアント」、「スタンダード」、「ミニチュア」の3種類ありますが、最も古いのはスタンダードシュナウザーで、他の2種はスタンダードを改良した犬種です。
 シュナウザーはドイツにおいては非常に古い歴史をもつ犬種で、15~16世紀当時の絵画や彫刻では、既にその姿を見て取ることができます。主産地はヴュルテンベルグやバイエルン地方と考えられており、害獣駆除や家畜の追いたてなどを主な役割としていました。  ミニチュアシュナウザーの起源は、ネズミによる被害に悩まされていた農夫たちが、小回りの利く害獣駆除犬を作り出そうと、スタンダードシュナウザーを元にして生み出した小型犬だと考えられています。交配にはアーフェンピンシャープードルミニチュアピンシャーなどが用いられたようです。ドッグショーに初登場したのは1899年で、基礎犬となったスタンダードシュナウザーがお披露目されてからわずか20年後のことでした。アメリカのAKCが両犬種を別々に扱うようになったのは1933年からです。
 「シュナウザー」という犬名は、ドイツ語で「あごひげ」を意味する「シュナウツ」(schnauz)が由来です。3つのシュナウザー種の中では唯一「テリアグループ」に分類されています。

ミニチュアシュナウザーの性格・特徴

 ミニチュアシュナウザーの性格は慎重で物覚えがよく、主人に対する忠誠心が強くて勇猛果敢です。身体はシュナウザー3種(ジャイアント・スタンダード・ミニチュア)の中で最小ですが、これには作出段階で採用された小型犬のアーフェンピンシャーが大きく影響しています。
 体型は体高が体長に等しいスクェア型で、被毛はソルト・アンド・ペッパー、ブラック、ブラック・アンド・シルバーなどがあります。「抜け毛が無くてアレルギーを起こさない」という噂がありますが、これは「抜け毛が少ない」という特徴を誇張したものだと思われます。なお、ミニチュアシュナウザーは遺伝的に網膜萎縮症や若年性白内障など、眼科疾患を発症する可能性が高いと言われています。

ミニチュアシュナウザーのお手入れ・注意点

 ミニチュアシュナウザー活発な犬種ですので、中程度の運動や散歩を毎日行ってください。被毛は週に1~2回のコーミングと、2~3ヶ月に一度のトリミングやクリッピング(バリカンで毛を刈ること)が必要です。死毛を指で引き抜いてあげる「ストリッピング」も効果的でしょう。

ミニチュアシュナウザーの動画

 以下でご紹介するのはミニチュアシュナウザーの動画です。
 カンフー映画で一躍スターになったブルースリーが飼っていたことで有名です。敷地や家畜の群れを守る際はジャーマンシェパードとチームを組むことが多いようです。興奮しやすくすぐに吠える性質を生かし、相棒であるシェパードに緊急事態を伝える役目を果たします。
元動画は→こちら
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